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ヤマハ、16倍速書き込みの世界最高速CD-RWドライブ

11月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:AV・IT事業本部IT営業部
    Tel.0539-62-3125


 ヤマハ株式会社は、16/10/40倍速CD-RWドライブ「CRW2100」シリーズ2機種を発表した。16倍速で書き込み可能な製品はこれまでなく、同社では世界最高速としている。ATAPIインターフェイス搭載の 「CRW2100E-VK」を11月上旬から、Ultra SCSIインターフェイス搭載の「CRW2100S-VK」を11月中旬から発売する。価格はともにオープンプライスで、ともに3万円台前半の見込み。OSはWindows 95/98 SE/Me/NT 4.0/2000に対応する。

 CRW2100シリーズは、光ピックアップに独自技術「ピュアフェーズ・レーザ・システム」を搭載してジッター値を従来比25%減少したほか、CD-R書き込みに新方式の「パーシャルCAV」方式を採用するのが特徴。

 CD-Rの書き込みは、通常CLV(Constant Linear Velocity)方式を採用するが、高速化に伴い回転数の制御が困難になり、振動も増加するため記録品質が低下するという。パーシャルCAV方式では、ディスク回転数が最大となる最内周では12倍速CAV(Constant Angular Velocity)で書き込みを行ない、書き込み速度が16倍速に達した時点でCLV方式に切り替え、以後最外周まで16倍速で書き込みを行なう。

 ライティングソフトは、B's Recorder Goldと、B's Clipが付属する。ハードウェアによるバッファアンダーランエラー防止機構は備えていないが、8MBの大容量バッファと、同梱のライティングソフトの強化により、バッファアンダーランエラーを防止している。

 なお、16倍速書き込み時は専用のCD-Rメディアが必要。16倍速対応メディアは太陽誘電、TDK、三井化学、リコーから提供される。

 同方式の採用により、ディスク回転数の抑制が可能になったという。なお、パーシャルCAV方式による700MBデータの書き込み時間は約5分強で、16倍速CLVで書き込んだ場合との時間差は数秒としている。

□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/00100601.html
□製品情報
http://www.yamaha.co.jp/product/computer/prd/crw2100/crw2100.html

(2000年10月6日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

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