IBM、初期導入時間が1分に短縮されたViaVoice
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なお、今回はMacintosh版の発表は行なわれなかったが、Windows用のPro版に相当する「ViaVoice for Macintosh Enhanced Edition」も2001年上半期に発売の予定。Enhanced Editionでは、新たにアプリケーションの起動などにも対応するという。 「ViaVoice for Windows, Standard Version8 日本語版」は、クイック・エンロール機能が搭載され、利用者の話し方の癖や特徴を学習させるエンロール時間が最短で1分程度に短縮された。さらに、従来同様10~18分かけてエンロールを行なう事で、認識率が向上するという。音声認識エンジンは、認識率が向上しノイズに強くなったほか、基本辞書容量を10万語に強化した事により、認識エラー率が20%低下したという。また、くだけた口調の認識、句読点自動挿入機能などが強化された。シャープのデスクトップマスコット「リッキーくん体験版」や声で住所や氏名の入力を行なう「Voiceアドレス」、音声対応ゲームなどが収録されたボーナスパックが付属する。 「ViaVoice for Windows, Pro Version8 日本語版」は、USBアダプタ付きマイクセットが付属した機能強化版。Standard版の機能に加え、音声によるアプリケーションやデスクトップのコマンド操作、声によるマウスポインタ操作機能などが追加されている。また付属のボーナスパックには、ワープロやメールソフトなどの文書を調べて新語彙の登録を補助する「My Dictionaryナビ」、「Word 97/98/2000用ディクテーション・テンプレート」、アプリケーション用ナビゲーションマクロなどが収録される。 同時にViaVoiceを使用したソリューションなども紹介された。NHKがViaVoiceを利用したTV字幕放送画面作成ツールを開発しているほか、シャープの音声対応操作ナビゲーションソフト「パソコンナビ2001-リッキーくん」、TDKの英語発音学習ソフト「英検ソフト デラックス版」などでViaVoiceが利用されている。 なお、IBMでは医療分野で音声認識の要望が多かったとして、「ViaVoice医療辞書」を2001年上半期に30,000円で発売する。同辞書は、日経BP社と金原出版株式会社から発行されている専門書を元に作成されているという。
□日本IBMのホームページ (2000年9月21日)
[Reported by taira@impress.co.jp] |
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