エプソン、約200年の耐光性を持つ顔料系大判プリンタ標準価格:148,000円~
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μ-CRYSTAインクは、従来数μmの顔料インクの粒子径を約0.1μmに微粒子化し、色材が透明な樹脂でカプセル化される。樹脂は紙に着弾した時に皮膜化して表面をコーティングし、光の乱反射を抑えた滑らかな印刷が可能になったほか、対擦性も向上したという。顔料インクは溶剤中でも個体で存在するため、溶剤中に溶ける染料系インクに比べ、銀塩写真を上回る約200年の耐光性を実現したという。また、出力後すぐに色が安定する高い色安定性も実現した。 同社では、印刷プルーフやプリントサービス、GIS/CAD、ファインアートや業務用グラフィックなどの分野を販売ターゲットとするほか、印刷物の販売などの新しい分野も生まれる可能性があるとしている。同社では、2002年にはインク/メディアなどの消耗品も含めた大判インクジェットプリンタの分野で、売り上げ目標を1,000億円にするという。
MC-2000はA3ノビ対応プリンタ。インターフェイスはパラレルおよびUSBで、OSはWindows 95/98/NT 4.0/2000およびMac OS 8.1以降に対応する。フチなし印刷にも対応し、専用ロール紙のほか、A3ノビ/A4/ハガキサイズでフチなし印刷ができる。印刷コストは、写真のL版で約50円、ワイド4つ切りで約381円と、DPEでのプリントより安価だとしている。インクカートリッジはモノクロとカラー5色一体型が採用された。本体サイズは609×311×175mm(幅×奥行き×高さ、以下同)、重さ約8.4kg。
MC-5000はマルチサイズドットテクノロジ搭載A3ノビ対応プリンタ。インターフェイスはパラレル/USBに加え、オプションインターフェイス用の拡張スロットも備える。OSはWindows 95/98/NT 4.0/2000およびMac OS 8.1以降に対応する。
MC-7000はA1ノビ対応プリンタ。インターフェイスはパラレル/USBに加え、オプションインターフェイス用の拡張スロットも備える。OSはWindows 95/98/NT 4.0/2000およびMac OS 8.1以降に対応する。
オプションのPSサーバー「PS-6300」(9月、60万円)およびソフトリップ「MC70SR」(2000年秋、20万円)に対応し、ソフトリッパーProとのセットモデル「MC-7000SR」(748,000円)も用意される。
インクは6色全てが独立した220ml大容量インクが採用された。A1カラー標準原稿の(JIS-SCID自転車データ、A0全域に拡大)の印刷時間は約17分。ロール紙を2本同時にセットできるダブルロール紙システムを搭載、チェック用の紙とフィニッシュ用の紙などといった使い分けもできる。本体サイズは1,688×699×1,259mm、重さ約96kg(脚部含む)。
オプションの「PS-6300」および「MC70SR」に対応し、ソフトリッパーProとのセットモデル「MC-9000SR」(1,548,000円)も用意される。
□セイコーエプソンのホームページ (2000年6月27日)
[Reported by taira@impress.co.jp] |
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