リサイクル樹脂を採用した「FMV-BIBLO LOOX S」

11月28日 発表

　富士通株式会社、富士通化成株式会社、株式会社富士通研究所は28日、回収した使用済みPCの筐体で使用されているABS樹脂を新しいノートPCの筐体材料として再利用するリサイクルシステムを開発、2002年冬モデルの「FMV-BIBLO LOOX S」に適用したと発表した。

　これまでの再生樹脂は、回収品の品質のばらつきなどにより、成形性や色調、強度特性などを初期材料と同等にすることが難しかった。このため、同社では日用雑貨などに再生するか、燃焼して温水/蒸気/電力を生成させるサーマルリサイクルなどを行なっていた。

　今回、UMG ABS株式会社と共同で新しいリサイクルシステムを開発。回収/調達したリサイクル原資とバージン材を調合することで初期材料に遜色ない性能の材料を安定供給できるようになった。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□富士通化成のホームページ
http://www.kasei.fujitsu.com/
□富士通研究所のホームページ
http://www.labs.fujitsu.com/
□UMG ABSのホームページ
(11月28日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.umgabs.co.jp/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/11/28.html
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(2002年11月28日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]