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カノープス、TVチューナカード「MTVシリーズ」に新モデル
~ソフトウェアエンコードにも対応

MTV1200HX

12月上旬より順次発売

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 カノープス株式会社は、MPEG-2キャプチャ機能搭載のPCIバス用TVチューナカード2モデルを12月上旬より順次発売する。

 ハードウェアMPEG-2エンコーダとゴーストリデューサー機能を搭載した上位モデル「MTV1200HX」は12月上旬より42,800円で、ソフトウェアMPEG-2エンコーダを搭載しゴーストリデューサー機能が省かれた廉価モデル「MTV800HX」は12月中旬より24,800円で発売される。対応OSはWindows 2000/XP。

 また、MTV800HXにハードウェアエンコード機能とゴーストリデューサー機能をアドオンするドーターカード「GME500」も12月中旬より発売される。価格は22,800円。GME500を搭載することで、MTV1200HXとまったく同じ機能を装備できる。

 インターフェイスは、アンテナ端子、S端子、オーディオ入力(RCAピンジャックL/R)、オーディオ出力(ステレオミニジャック、サウンドカード用内部接続コネクタ)を備える。

写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
アドオンカード「GME500」を外した状態 「GME500」にPanasonic製ハードウェアエンコーダを搭載する。チップはMTV1000と同じものを採用 インターフェイス部。左からアンテナ端子、S端子、オーディオ入力(RCAピンジャックL/R)、オーディオ出力
コンパクトなシャープ製チューナを搭載。外付けTVチューナーボックス「TBOX」と同じもを採用 MTV2000(上)との比較。PCIボードのハーフサイズを表わす型番「HX」が示す通り、コンパクト化されている 基盤背面。シンプルな構成

オプションのリモコンユニットCRM-1と同じインターフェイスを採用した「Feather G-Spec.」のコントロールパネル
 2モデルともに従来モデル「MTV1000」の後継機種。コントロールソフトが従来の「MEDIACRUISE」から、新開発の「Feather G-Spec.」に変更され、ソフトウェアエンコードに対応したのが特徴。オプションのリモコンユニット「CRM-1」と併用することで、リモコン操作ができる。なお新モデルの発売に伴ない、MTV1000は生産完了となる。

 「Feather G-Spec.」は、インターフェイスを簡略化し、ユーザビリティを向上したコントロールソフト。既存のMTVシリーズユーザー向けにも、フル機能搭載の体験版が無償公開される。なお不具合の修正などを行なったバージョンアップ版を使用する際は、別途「バージョンアップ用キーCD(3,000円)」が必要となる(MTV1200HXとMTV800HXはキーCDが付属)。

 なおソフトウェアエンコードは、同社製エンコーダのほか、他社製エンコーダも使用できるが、他社製エンコーダによるビデオキャプチャは保証外となる。

コントロールソフト上でエンコードの種類を変更できる 他社製エンコーダは保証外のため、変更する際は必ず同意を求められる ソフトウェアDVDプレーヤー機能も搭載する

 キャプチャ解像度は720×480/352×480/320×240ピクセル。ビットレートは720×480ピクセル時(MPEG-2)が4~15Mbps、352×480/320×240ピクセル時(MPEG-2)が2~8Mbps、320×240ピクセル時(MPEG-1)が1~1.8Mbps。

 動作環境は、ハードウェアエンコード時がPentium III 300MHz以上、ソフトウェアエンコード時がPentium III 600MHz以上となる。

 MTV1000やMTV2000と同様に、非圧縮/ダイレクトハードウェアオーバーレイ表示が可能。タイムシフト再生や追っかけ再生にも対応する。また、インターネット予約機能「iEPG」や、iモード端末からのリモート予約サービス「テレビ王国」にも対応する。

 標準出荷状態ではDVD-RAMへの直接書き込みには対応しないが、キャプチャソフト「DVD-MovieAlbum for Canopus」と併用することで対応するという(MTV1200HXのみ、MTV800HXはGME500をアドオンする必要がある)。

 また専用のユーティリティ「MPEGツールズ」として、不要なシーンをGOP単位で削除可能な「Canopus MPEGカッター」や、MPEGファイルのビットレートを変換して別ファイルに書き出す「MPEG to MPEGコンバータ」、映像と音声が結合しているMPEGファイルをそれぞれ分離する「MPEG DeMultiplexer」のほか、ソフトウェアDVDプレーヤーなどが付属する。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2002/mtv1200hx.htm(MTV1200HX)
http://www.canopus.co.jp/press/2002/mtv800hx_gme500.htm(MTV800HX)
□製品情報
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv1200hx/mtv1200hx_index.htm(MTV1200HX)
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv800hx/mtv800hx_index.htm(MTV800HX)
□関連記事
【8月7日】カノープス、TVチューナを省いて低価格化したキャプチャカード「MTV2200 SX Light」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0807/canopus.htm
【1月11日】カノープス、3D Y/C分離回路搭載のTVキャプチャカード「MTV2000」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0111/canopus.htm
【2001年5月10日】カノープス、独自設計のチューナ内蔵ハードウェアMPEG-1/2キャプチャカード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010510/canopus.htm

(2002年11月8日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]


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