カノープス、3D Y/C分離回路搭載のTVキャプチャカード「MTV2000」
~DVD-RAMへの直接記録が可能に

2月上旬発売

標準価格:64,800円

連絡先:カスタマーサポート
     Tel.078-992-5846



 カノープス株式会社は、3D Y/C分離回路搭載のTVキャプチャカード「MTV2000」を2月上旬より発売する。価格は64,800円。対応OSはWindows Me/2000/XP。

 従来より販売している「MTV1000」の上位モデルで、3D Y/C分離回路の搭載などにより、MPEG変換前の画質劣化を抑える新機能が加えられている。

 同社では、MTV2000の高画質化について、“Triple 3D”というキーワードで説明している。Triple 3Dは、「デジタル3D Y/C分離」、「3Dデジタルノイズリダクション(3DNR)」、「デジタル3Dフレームシンクロナイザ」の3つの「3D」のこと。

 TVチューナーからのコンポジット信号をPCで扱うRGBのデータに変換する際は、Y信号(輝度信号)とC信号(色信号)のデータ分離を行なう必要がある。「3D Y/C分離」では、チューナーからの信号を、従来の2D Y/C分離同様のドットの上下左右関係に加え、ドットの時間関係を利用したYC分離を行なうことで、ちらつきや滲みなどを軽減する。

3D Y/C分離と3D NRは排他利用となっている

 また、「3DNR」では、時間の相関関係からノイズを検出し、ノイズリダクションを行なう。

 「3Dフレームシンクロナイザ」は、1画面分のメモリをバッファとして利用することで、入力信号の同期信号が乱れても、MPEGエンコードチップには常に安定した同期信号を供給できるようになる。

 また、ゴースト低減や入力ビデオレベル調整の自動化などの改善が行われている。

 これらによって、MTV2000ではMPEGエンコード前のソース劣化を大幅に低減したという。なお、3D Y/C分離と3DNRは排他利用で、同時には使用できない。これは、技術的に同一のフレームバッファを使うということもあるが、主に、きれいなソースをきれいなまま取り出す際に使う「3D Y/C分離」と、クオリティの低い画像を補整するための「3DNR」を同時に利用する機会はほとんどないと判断したためだという。

 MPEG-2エンコーダーは、MTV-1000やプロ向け製品などでも利用されているPanasonicの「VSDP3」で、VBR(可変ビットレート)にも対応する。TVチューナー部も大きな変更はなく、音声多重/ステレオ放送に対応する。キャプチャ解像度/ビットレートもMTV1000と同等で、MPEG-2が720×480ドットで4~15Mbit/sec、352×480ドットで2~8Mbit/sec、MPEG-1が352×240ドットで1~1.8Mbit/secに対応する。

MEDIACRUISEのスキンが変更されている

 ソフトウェアもバージョンアップされており、TV録画/再生/タイムシフト再生などに対応した統合コントロールソフト「MEDIACRUISE」に新しいスキンが追加された。予約録画ソフト「TV Recording Manager」や「DV-MPEGコンバータ」なども付属する。iEPGを利用した録画予約なども可能となっている。

 また、新たに追加された「DVD-Album for Canopus」では、DVD-VRフォーマットでのDVD-RAMへの直接記録が可能となっている。録画予約も可能で、MPEG編集機能なども搭載する。

 なお、MTV2000の発売後も、MTV1000は引き続き販売される。また、アップデートされたソフトウェアの多くは、同社ホームページからダウンロード可能になる。DVD-Movie Album for Canopusについては、従来製品のユーザー向けに特別パッケージを提供する形をとり、価格などについては、登録ユーザーにメールで告知するとしている。


幅、奥行きはMTV1000と同じ NEC製のY/C分離チップとPanasonic製のNR用LSIを搭載する 2枚のカードを組み合わせて構成される


 また、ゴーストリダクション機能付きのUSB TVチューナーボックス「TBOX」も2月上旬より発売される。価格は19,800円。対応OSはWindows Me/2000/XP。

前面 背面

 MTV2000同様のゴーストリダクション機能を搭載したTVチューナーボックスで、コンポジット端子の付いたキャプチャカードなどと接続し、USB経由でPCからコントロール可能となっている。また、同社のSPECTRA F11PE32 C-TuneやSSH Type-C、WinDVRなどと組み合わせた際には、予約録画も可能となる。

 入力端子はS端子×1、S端子用オーディオ入力(RCA)×1、コンポジット×1、コンポジット用オーディオ入力(RCA)×1、アンテナ端子×1、USB×1。出力端子は、S端子(MiniDIN7ピン)×1、コンポジット×1、LINE OUT×1。本体サイズは、146×121×41mm(幅×奥行き×高さ)。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtv2000/mtv2000_index.htm
□関連記事
【5月10日】カノープス、独自設計のチューナ内蔵ハードウェアMPEGキャプチャカード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010510/canopus.htm
【6月15日】【HotHot!】テレビキャプチャカードの本命登場!? カノープスMTV1000
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010615/hotrev113.htm

(2002年1月11日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.