日本HPとコンパック、エントリーIAサーバー3機種
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ProLiant ML310 |
10月中旬より順次発売
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hp server tcシリーズ
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)とコンパックコンピュータ株式会社は、エントリーIAサーバー3機種10モデルを10月中旬より順次発売する。
「ProLiant ML310」は新製品となる機種で、Pentium 4 2.20GHzを1基搭載。IDEモデルとSCSIモデルの2モデルが用意され、価格はIDEモデルが158,000円、SCSIモデルが188,000円。発売は10月中旬。
「ProLiant ML350 G3」はXeon対応の2-Wayサーバー。Xeon 2.20/2GHzを搭載した計6モデルが用意され、価格は290,000円から。発売は10月中旬。
「ProLiant ML370 G3」はXeon 2.40GHz搭載の2-Wayサーバー。タワー型とラックマウント型の2モデルが用意され、価格はタワー型が480,000円、ラックマウント型が520,000円。発売は10月下旬。
コンパックコンピュータ香取明宏氏 |
今回の発表にあわせ両社は、エントリ市場での製品戦略についての説明会を開催した。コンパックコンピュータの香取明宏氏は、国内IAサーバー市場のほとんどが1-Wayもしくは2-Wayのエントリクラスであることを鑑み、今後もエントリークラスを重点とした市場戦略を展開していく考えを示した。
今回発表の新製品も含め、同社のサーバーはエントリーからハイエンドまで一貫した設計思想を貫いているという。いずれの製品も、設計時点で、故障要因となる配線を減らすなどの工夫を凝らしたり、求められるパフォーマンスを達成するまで厳格なテストを繰り返し行なう。
また、一部機種ではオプション扱いとなるが、HDDやNIC、PSUなど主要コンポーネントの冗長化を図り、その上でホットプラグ可能なコンポーネントは、取り外し用レバーなどを赤色で統一し、管理者が容易かつ短時間で作業を行なえるよう配慮している。
加えて、ハードウェアの故障を事前に予測、通知する「事前予防診断機能」を搭載していることも同シリーズの特徴。障害を事前に管理者に通知することで、ダウンタイムを最低限に留めることが可能となる。
ProLiantシリーズはエントリーからハイエンドまで一貫した設計思想を貫いているという |
同社はこれまでもサーバー製品に独自のサーバー管理ツールを標準で添付していたが、今回の製品からそれらのソフトウェアを「Essentials」というブランド名に統一する。
標準添付の「Essentials Foundationパック」には障害監視、リモート管理などのツールが含まれる。これ以外にも、多数のサーバーにOSなどを一斉配布する「Essentials Rapid Deploymentパック」や、リソース管理用の「Workload Managementパック」などが新たに有償のオプションとして用意される。
同社では今後、サーバーソフトウェアビジネスも、他社との差別化における付加価値として積極的に事業展開していくという。
なお、サーバー市場におけるホワイトボックス製品については、従来HPの製品であった「hp server tcシリーズ」を投入する。新製品発表に伴い、Pentium 4 2GHz搭載の「hp server tc2110」は同日価格改定され、IDEモデルが17%引きの116,000円に、SCSIモデルが19%引きの145,000円に値下げされた。
□コンパックコンピュータのホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□ニュースリリース(ProLiant)
http://www.compaq.co.jp/press/press869.html
□製品情報
http://www.compaq.co.jp/press/press869_1.html
□日本HPのホームページ
http://www.hp.com/jp/
□製品情報(hp server tc2110)
http://www.jpn.hp.com/biz/products/server/ia/product/tc2110/
□関連記事
【5月8日】HP、合併後の製品ロードマップを発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0508/hp2.htm
(2002年9月19日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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