HP、合併後の製品ロードマップを発表
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・スマート ハンドヘルド(Compaq主流)
「Compaq iPAQ Pocket PC」を「HP iPAQ」と改称し、新生HPのスマート ハンドヘルド プラットフォームとする。従来の「HP Jornada」は2002年度中にフェーズアウトする。また、「iPAQ Blackberryシリーズ」を無線EメールソリューションとしてHPブランドで販売する。
・サーバー全般(HP主流)
あらゆるサーバーのマスターブランドはHPとなるが、両社を代表する製品ファミリの名前は引き続き使用される。
・IA-32サーバー(Compaq主流)
将来は「Compaq ProLiantサーバー」がHPのIA-32サーバーとなり、「HP ProLiantサーバー」という名称となる。ProLiantへの移行においては、サーバー アタッチト ストレージ(SmartArray)、ラック、電源インフラ、システム管理ファミリーも現在ProLiantプラットフォームで使用されているものに移行される。ProLiant Essential Softwareも引き続き提供される。
ローエンドの「HP Server tc2210」と「tc2100」はProLiantとは改称されず、引き続き販売される。ブレードサーバーについてはデータセンター市場にはProLiantブレードサーバーを提供し、通信業界向けには業界に最適化したHPのブレードサーバーを提供する。
・Itaniumサーバー(HP主流)
Itaniumサーバー(Mckinleyベース)は以前に発表したHP Serverのロードマップにのっとった上で、ProLiant IA-64サーバーのロードマップからその特徴を取り入れたものとなる。第3世代のItanium(Madison)の発表時にはHPはローエンドからハイエンドまで、HP NonStop Itaniumサーバーも含めてItaniumベースのサーバーをそろえる予定。
・RISCベースのサーバー(HP主流)
HPは以前に発表したロードマップのとおりPA-RISC、AlphaServer両システムを提供していき、PA-8800、PA-8900プロセッサ、およびAlpha EV7、EV79の開発も継続する。新規ビジネスはPA-RISCサーバーでの展開を図り、AlphaServerは既存のハイパフォーマンス テクニカル コンピューティング市場にフォーカスしていく。
・UNIX(HP主流)
HPにとっての長期的戦略に基づくUNIXはHP-UXとなる。Tru64 UNIXにもクラスタリングやファイルシステムなど先進的な特徴があるが、これらは随時HP-UXに取り込まれる。
□HPのホームページ
http://www.hp.com (英文)
□ニュースリリース
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/07may02b.htm (英文)
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2002/gen21product.htm (和文)
□関連記事
【5月7日】HP、Compaqの合併完了を正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0507/hp.htm
(2002年5月8日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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