2002年Q2の国内サーバー市場成長率は史上最低9月3日 ガートナージャパン株式会社のデータクエスト部門は3日、2002年第2四半期の日本国内サーバー市場の動向を発表した。 これによると出荷台数は83,205台で対前年同期比17.7%減、出荷金額は1,603億円で対前年同期比23.2%減と大きく落ち込んでいる。同社によれば、1996年に調査を開始して以来、最低の成長率という。 サーバーの種類別ではIAサーバーが71,007台で17.2%減、金額は約400億円で25%減。UNIXサーバーが10,673台で22.6%減、金額は548億円で31%減となっており、UNIXサーバーの単価の高さと、落ち込みの大きさがわかる。 IAサーバーのベンダー別出荷台数では、1位のNECが台数、金額ともにそれぞれ前年同期比8.8%増、5.5%増となっており、27%のシェアを確保。2位はデルで、前年同期比4.3%増、シェア18.2%だが、金額では2.8%減、シェア12.3%で4位になっている。前年同期1位のHP/コンパックは、出荷台数、金額ともに5位に大幅に後退している。 UNIXサーバーのベンダー別出荷台数では、59.7%のシェアを確保したサン・マイクロシステムズが1位だが、前年同期比10%減。2位はHP/コンパックだが、シェアは15.4%、前年同期比44.5%減で、台数では1位との開きが大きい。ただし、金額ベースではHP/コンパックが前年同期比30.5%減ながらシェア33.2%を確保して1位になっており、2位はサン・マイクロシステムズでシェアは僅差の31.5%、前年同期比23.5%となっている。 □ガートナージャパンのホームページ (2002年9月5日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp] | I |
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