アイオメガ、国内でもNAS市場に参入 |
標準価格:オープンプライス
アイオメガ株式会社は30日、NAS(Network Attached Storage)市場参入第一弾として、1Uサイズのラックマウント型NAS「iomega NASシリーズ」を8月下旬より出荷開始すると発表した。米国では3月より出荷開始されており、CPUやHDD、OSなどが異なる2機種7モデルが用意される。価格は全モデルオープンプライス。
安価なATAタイプのHDDを採用したことで、価格が抑えられているのが特徴。全モデルRAID 0/1/5に対応し、ホットスワップにも対応する。
3台でスタックした状態のP400シリーズ |
CPUにCeleron 900MHz、メモリ256MB、HDD 160GBを搭載した「P400」、CPUにPentium III 1GHz、メモリ512MB、HDD 320GBを搭載した「P405」、CPUにPentium III 1GHz、メモリ512MB、HDD 480GBを搭載した「P410」がラインナップされる。
それぞれのモデルに、Windows 2000 SAK(Server Appliance Kit)搭載機(型番に“m”を付与)と、UNIXベースの自社OS搭載機(型番に“u”を付与)が用意される。
「P405m」と「P410m」はGigabit Ethernetを装備するほか、RAID 5時におけるホットスペアにも対応する。また「P405u」と「P410u」はバックアップ用のテープドライブ接続にUltra 160 SCSIインターフェイスを備える。
3台のHDDを内蔵した廉価モデル「A300u」は、CPUにCeleron 900MHz、メモリ128MB、HDD 120GB、Ethernetを備え、UNIXベースの自社OSを搭載する。直販価格は199,200円の見込み。
各種設定はWebブラウザ経由で行なえる | EthernetやHDD(アレイ)の状態を確認できる | IPアドレスやサブネットマスクなどを設定 |
株式会社アイオメガ 代表取締役社長 鈴木祐司氏 |
また、「ZipやJAZ、ポータブルHDDなどの外付けストレージデバイスを、20年以上に渡って販売しているストレージ機器メーカーとしての実績や、汎用サーバービジネスに関与していないため、社内競合といった“過去のしがらみ”のないことがNAS市場における我々の優位点」とし、「初年度のマーケットシェア5%を目指す」と、意気込みを語った。
なお、Zipなどのコンシューマ製品は継続して販売を行なう。同社におけるNAS製品の割合は、売り上げベースで約3%を見込んでおり、今後は10%程度まで引き上げていくという。また、次期製品も予定されている。
□アイオメガのホームページ
http://www.iomega.com/jp/
□Iomegaのホームページ(英文)
http://www.iomega.com/
□製品情報(英文)
http://www.iomega.com/nas/nas_comp_chart.html
(2002年7月30日)
[Reported by yosida-s@impress.co.jp]
|