ヤマハ、フルCAV採用の44/24/44倍速CD-RW
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7月下旬 発売
標準価格:オープンプライス
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ヤマハ株式会社は、「フルCAV」方式を採用したATAPI内蔵型CD-RWドライブ「CRW-F1」を7月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円を切る程度になる見込み。
光学ヘッドの位置に関わらずディスクを常に一定速度で回転させ、内周から外周までリニアに読み取り/書き込み速度を上げることができるフルCAV方式を採用したATAPI内蔵型CD-RWドライブ。最大書き込み速度は44倍速、書き換え速度は24倍速(パケットライト時)、読み込み速度は44倍速。なお、通常書き換え時はパーシャルCAV方式となる。
同社によれば、フルCAV方式の採用により、回転変動に伴う不要な振動をなくし、より高品位な書き込みを実現したとしている。また、回転速度に合わせたダイナミックダンパーを搭載したこと、立ち上がり時のモーターの加速具合の調整などによりドライブの静寂性を高めたという。
DiscT@2機能で画像を描画したディスク |
2月に技術発表された「DiscT@2 (ディスクタトゥー)」と呼ばれる、ディスクの記録面に絵を描く機能も実用化され、搭載された。この機能は、レーザーパワーを精密に制御することで、0.1mm単位(250dpi相当)で記録面の色素の反射率を変え、文字や図を描くことができるようにしたもの。
本製品用にカスタマイズされたライティングソフト「NERO Burning」には、簡単なドロー機能がついており、ディスクの未利用領域に文字や図柄を描くことができる。画像はインポートすることも可能。なお、この機能を利用するには、他のドライブでの誤動作を防ぐため、前もってディスクをクローズしておく必要がある。
同社独自のオーディオCD専用書き込みモード「Audio Master」が「Advanced Audio Master」へと改善され、同社従来製品では4倍速固定だった書き込み速度が8倍速と等速にも対応した。速度は手動/自動の両方で設定が可能。
また、同モードでは通常のデータ書き込みより長い線速(1.4m/Sec)で書き込むため、最大記録時間が短くなるが、本製品では最大870MBのメディアに対応することで、最大79分まで記録可能となった。
書き込みエラー防止機能は「SafeBurn」を搭載。キャッシュ容量は8MB。
□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/02060301.html
□関連記事
【2001年9月17日】ヤマハ、音楽CD専用記録モード搭載CD-R/RWドライブ(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010917/yamaha2.htm
【keyword】CAV
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971105/key5.htm#cav
(2002年6月3日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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