ニコン、中国における生産拠点設立を発表
~年間200万台を目標にデジタルカメラを生産

5月7日発表


 株式会社ニコンは、中国に新たな映像事業の生産拠点を設立すると発表した。着工は今年夏、操業開始は2003年春としている。

 ニコン製品の「コスト競争力と生産力を強化するため」としており、デジタルカメラなどを生産する。同社では新拠点におけるデジタルカメラの生産目標を、年間200万台規模としている。

 新拠点はニコンが100%出資する新会社(資本金1,200万ドル)により運営される。社名は未定。所在地は江蘇省無錫市で、敷地面積は約10万平方メートル、延べ床面積は約6千平方メートル、従業員数は1,000人規模。

 IT不況を要因とする収益悪化に伴い、デジタルカメラ市場も各種コスト削減を迫られている。昨年から、ニコンのほか、オリンパス、富士写真フイルムなどが、相次いでコスト競争力の向上を期待できる中国での生産強化に乗り出している。

□ニコンのホームページ
http://www.nikon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/2002/news/0507_j.htm
□関連記事
【1月7日】オリンパス、デジタルカメラなどの生産・販売体制を統合
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0107/olympus.htm

(2002年5月9日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

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