マイクロソフト、Pocket PC 2002セミナーでビジネス戦略を公表
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スマートフォンを手に語る、Microsoft モビリティグループのビンセント・メンディロ ワールドワイドマーケティング統括ディレクター |
3月12日
マイクロソフト株式会社は12日、「Microsoft Pocket PC 2002 Business Review Seminar」を開催、Pocket PC 2002のエンタープライズ市場向け戦略を説明した。
この中で、同社はPocket PC、Pocket PC w/wireless、スマートフォンの3種のハードウェアでモバイルプラットフォーム戦略を進めることを公表した。また会場では、本日発表されたXScale搭載Pocket PC機 富士通「Pocket LOOX」の試作機などが展示された。●モバイルは.NETの重要な要素
セミナーにはMicrosoft モビリティグループのビンセント・メンディロ ワールドワイドマーケティング統括ディレクターが出席、同社のモバイル戦略について説明した。同社はモバイル機器を「いつでもどこでもデータにアクセスできるデバイス」として「.NET構想」の重要な要素と位置付けているとしている。
さらに、モバイル機器を「同社のモバイル戦略を他と差別化する重要な要因」とし、そのために「シンクライアントでなくスマートデバイスにフォーカスする」と述べた。「スマートデバイス」とは、様々なワイヤレス接続やランタイム環境をサポートする機器であり、シンクライアントがストレージやサービスをネットワーク上に置くのに対し、スマートデバイスでは大半をローカルに持つ。
3つのフォームファクター |
また、様々なユーザーニーズにこたえるために「スマートフォン」、「Pocket PC」、「Pocket PC w/wireless」の3つのフォームファクターを用意、それぞれに最適な設計の機器、最適なインターフェイスやアプリケーションを提供するとした。
●スマートフォンとPocket PC w/wireless
このうち、スマートフォンはPDAよりも携帯電話に近いもの。テンキーパッドとPDAよりも小さなディスプレイを備える。搭載されるアプリケーションはスケジューラやメールソフト、ゲームなどとなっている。ハードウェアメーカーのパートナーとしてSendo、SAMSUNG、HTC、Compalが参加、通信事業者としてVodafone、Orangeなどが試験評価中とした。
Pocket PC w/wirelessは、通話機能を備えたPDAともいうべき機器で、320×240ピクセルのディスプレイや、CF、PCカード、SDメモリーカードなどによる拡張をサポートしたうえで、GSM/GPRSやCDMAによるワイヤレス通信機能を備える。ソフトウェアとしてはMSN Messenger、Pocket Internet Explorer、Windows Media Player、Terminal ServiceといったPocket PCと同様のもののほか、電話用ソフトを搭載し、個人情報管理ソフトなどと連携した高機能電話を実現するとした。
Pocket PC w/wirelessは、英mm02が「XDA」という端末を今年上半期に発表、投入する予定。また日本でも、OEMパートナーや通信事業者が検討中とした。
Sendo製のスマートフォン | Pocket PC w/wireless | Pocket PC w/wirelessに搭載される電話ソフト |
会場に展示されていた富士通Pocket LOOX試作機 | コンパックのiPAQ Pocket PC H3850(英語版)。日本語版の発売も間近とのこと | 特徴的な形状のH3850のクレードル |
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□Pocket PCのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/mobile/pocketpc/default.asp
□関連記事
【3月12日】富士通、XScale搭載の「Pocket LOOX」の開発を表明
~Bluetoothを標準搭載、OSはPocket PC 2002
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0312/fujitsu.htm
(2002年3月12日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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