アイ・オー、中間決算は25億円の赤字
~メモリ/ストレージなどの値下げが響く

2月21日発表


 株式会社アイ・オー・データは21日、平成13年12月中間期(7月~12月)の決算を発表した。売上高は261億900万円で、前年同期比11.2%の減少。純損益は25億700万円(前年同期1億2,200万円の利益)の赤字となった。1株当たりの損益は170円67銭(同8円32銭の利益)。

 減益減収の理由について同社はリリース中で、「売り上げ、数量とも飛躍的に伸びた液晶ディスプレイ装置をはじめマルチメディア製品等の周辺機器は順調に推移したが、その他のメモリ、ストレージ製品、OEM製品等は冷え込む消費市場により、たびたび価格の値下げを余儀なくされたため」と説明している。

 同社は2001年12月に中間期の業績予想を下方修正していた。

 通期の見通しとしては、「需要減退の影響を受け、一層市場競争の激化に伴う製品の低価格化がすすむため、上期と比較して損失は減少するものの、期末までに黒字に転換できる見込みはない」としており、通期業績は、売上高558億円、純損失31億9,000万円になると予想している。

 今後の経営戦略として同社は、「非PC新事業の開拓」、「インターネットビジネスの強化」、「スピード+ローコスト事業体質への改善」、「組織の活性化につながる人事制度の整備」を掲げている。

□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.iodata.co.jp/ac/2001/200108_renketu.pdf
□関連記事
【2001年12月13日】アイ・オー、周辺機器の値下がりで業績予想を下方修正
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011213/iodata.htm

(2002年2月22日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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