東芝、通年決算を下方修正。営業損益1,350億円の赤字見込み ~メモリの価格低下が大きく影響
1月29日 発表
株式会社東芝は、平成13年度第3四半期の業績を発表するとともに、平成13年度通年の業績見通しを下方修正した。
第3四半期の連結業績は、売上高1兆2,133億円(前年同期比87%)、営業損益がマイナス697億円、当期純損益はマイナス849億円となった。分野別ではメモリの価格低下が影響し電子デバイス部門が465億円の損失を計上している。
通期の業績見通しでは、10月の中間決算時の業績予想を下方修正し、売上高5兆3,600億円、営業損益がマイナス1,350億円、当期純損益はマイナス2,600億円としている。部門別では四半期決算と同様に電子デバイス部門が不振で、営業損益で1,820億円の損失を見込んでいる。また、前回予想では黒字を見込んでいたデジタルメディア部門が180億円の損失を見込んでいる。
同社は従来、四半期単位の業績は発表していなかったが、「迅速かつ透明性の高い情報開示の要請」に応えるとして今回から発表される。
□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□決算資料
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/er2002/japanese/index_j.htm
□関連記事
【2001年12月18日】東芝、汎用DRAM事業から撤退
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011218/toshiba.htm
(2002年1月30日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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