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日立、ウェアラブルPCを国内販売開始
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2月28日発売
標準価格:オープンプライス
連絡先:Net PDAベンチャーカンパニー事業企画部
wia-endu@dm.kaden.hitachi.co.jp
日立製作所Net PDAベンチャーカンパニーは、業務用ウェアラブルPC「WIA-100NB」を2月28日より発売する。価格はオープンプライス。本体のみの予想実売価格は30万円前後の見込みだが、各種アプリケーションや購入数により、価格は変動する。1月23日より「日立ダイレクト・フローラシティー( http://floracity.hitachi.co.jp/ )」において受注を開始する予定。
人体に装着して使用するウェアラブル・インターネット・アプライアンス。昨年米国で開催された「2001 International CES」のビル・ゲイツ氏の基調講演でデモされたWearable Internet Appliance(WIA)を商品化したもの。
本体、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ポインティング・デバイスの3点から構成され、航空機のメンテナンスや工事現場などで、現場にいながら設計図や図面などを参照する用途に最適で、主に業務用の機材としている。
本体サイズは90×26×140mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約310g。HMDは約80g、ポインティングデバイスは約50gとなっており、合計で約440g程度の重量となる。
OSはWindows CE 3.0。本体にはCFスロットを備え、PHSカードや無線LANカードを利用することで、無線通信が可能。通常のCFメモリにデータを格納して閲覧することもできる。
HMDはメガネのように装着し、片目でモニタを参照する。搭載されたモニタは60cm前方にある13インチ相当の画面サイズとされ、解像度はSVGA(800×600ドット)。ノートPC並の操作性を実現できるという。モニタは、利用者の利き目に合わせ、左右どちらにも切り換え可能。今年のCESでOEM先のXybnernautにより展示された米国市場向けの製品よりもディスプレイの解像度が高くなっている。
ポインティングデバイスは光センサーで指紋の明暗を感知してカーソルを移動させるという独特のもの。通常のPC用マウスと同様に2ボタンを備え、どのような姿勢でも操作が可能になるという。
CPUは32bit RISCのSH-4(128MHz)。メモリは32MB RAMを搭載。モニタはLCOS(Liquid Crystal on Silicon)で、26万色表示が可能。インターフェイスはType2 CFスロット×1、USB×1、ヘッドフォンジャック×1。USBはポインティング・デバイスを接続するほか、各種周辺機器の接続も可能。バッテリはリチウムイオンバッテリで、駆動時間は約3時間(表示のみ)。
□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0115a/index.html
□製品情報
http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/wia/main-j.html
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010108/ces02.htm
(2002年1月15日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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