アップル、日本でも新型iMac/iBookを発表
~本日から有楽町で実機展示開始

新型iMacを紹介するアップルコンピュータ株式会社の原田永幸社長
1月8日発表

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     Tel.0070-800-APPLE-1(0070-800-27753-1)



 アップルコンピュータ株式会社は8日、新型「iMac」、14.1インチ液晶を備えた「iBook」の新モデル、フォトレタッチソフト「iPhoto」などを、日本でも報道関係者向けに発表した。

●設置面積が大幅に小さくなった新型iMac

Mac OS X 日本語版が動作している新型iMacが展示された
 日本語版ソフトウェアが搭載される以外は、基調講演で発表された新型iMacとほぼ同様の仕様で、CPUやメモリ/HDD容量、光学ドライブの違いによって3機種がラインナップされる。

 3機種共通の仕様は、FSB 100MHz、ビデオチップにNVIDIA GeForce2 MX(32MB DDR)、15インチTFT液晶ディスプレイ(1,024×768ドット対応、コントラスト比300:1、輝度200cd平方メートル、水平視野角120度、垂直視野角90度)、56Kモデム、100Base-TX対応Ethernet、AirMacカード対応となっている。また、インターフェイスはIEEE 1394(Fire Wire)×2、USB×3、ミニVGAポート×1、Apple Pro Keyboard、Apple Pro Mouseとなっている。本体サイズは329(最大509)×270(最大415)×383(最大415)(幅×奥行き×高さ)mm、重量は9.7kg。

 コンパクトなボディには電源が内蔵され、従来機と比べて設置面積が大幅に小さくなった。スピーカーとアンプも内蔵されるが、Apple Pro Speakers用ミニジャックも備えており、上位2機種にはApple Pro Speakersが付属する。

 なお、9日夕方から、ビックピーカン有楽町店およびソフマップ有楽町店で実機が展示される予定。展示機が増え次第、秋葉原などの店舗でも展示が始まる予定。

 各機種ごとの主な仕様と標準価格、発売時期は次のとおり。

・M8672J/A
CPU:PowerPC G4 700MHz
メモリ:128MB(最大1GB)
HDD:40GB
光学ドライブ:CD-RW(24/10/32倍速)
標準価格:159,800円
発売時期:3月

・M7677J/A
CPU:PowerPC G4 700MHz
メモリ:256MB(最大1GB)
HDD:40GB
光学ドライブ:DVD/CD-RWコンボドライブ(8/12/8/32倍速)
Apple Pro Speakers同梱
標準価格:189,800円
発売時期:2月

・M8535J/A
CPU:PowerPC G4 800MHz
メモリ:256MB(最大1GB)
HDD:60GB
光学ドライブ:DVD-R/CD-RWスーパードライブ(2/6/8/8/24倍速)
Apple Pro Speakers同梱
標準価格:224,800円
発売時期:1月

液晶パネルのティルト、上下、左右の稼動範囲を示すプレゼンテーション
本体背面に用意されたポート類。iMacと同様のミニVGAポートが用意され、外部ディスプレイやプロジェクタとミラーリング表示できる。ただし、変換アダプタは別売り。リセットスイッチとプログラマースイッチは電源ボタンに統合された。リセットは電源ボタンの長押しで行なう 本体上部の穴は、底面のスリットと併せて内蔵ファンによる冷却用に使われる。底面と上部のどちらが吸気でどちらが排気かは不明。電源は本体内蔵で、ACアダプタも付かず、本体からコンセントまでは電源ケーブルが1本のびるだけとなる。この写真ではスーパードライブのトレイ(黒)が引き出されている AirMacカードは底面カバー内に増設する。底面カバーはネジ留めだが、ネジをなくさないように、はずしたカバーにネジが残るような工夫がされているという

□製品情報
http://www.apple.co.jp/imac/

●14.1インチ液晶のiBook、従来モデルは値下げ

14.1インチ液晶を搭載したiBook
 やはり基調講演で発表された、14.1インチTFT液晶を備えるiBookの追加モデルも展示された。iMacと同様、日本語ソフトウェアが搭載される以外は、基調講演で発表されたモデルとほぼ同じ仕様。液晶パネルサイズが14.1インチになったのに伴い、本体サイズと重量も増加した。だが表示解像度は12.1インチモデルと同様に1,024×768ドットのままとなっている。バッテリ持続時間は5時間から6時間に延びた。

 従来機の12.1インチモデルのうち、CD-ROM搭載モデルとDVD/CD-RWコンボドライブ搭載モデルは継続して併売され、価格も下げられる。全機種とも1月12日より発売される。

 共通の仕様としては、ビデオチップにATI RAGE Mobility 128(8MB SDRAM)、ミニVGAポート×1、コンポジット出力×1、IEEE 1394×1、USB×2、56Kモデム、100Base-TX対応Ethernetが搭載されている。

 各機種の主な仕様と標準価格は次のとおり。

・M7701J/A
CPU:PowerPC G3 600MHz
FSB:100MHz
メモリ:256MB(最大640MB)
HDD:20GB
光学ドライブ:DVD/CD-RWコンボドライブ(8/8/8/24倍速)
ディスプレイ:14.1インチTFT
本体サイズ:323×259×34mm(幅×奥行き×高さ)
重量:2.7kg
価格:219,800円

・M8599J/C
CPU:PowerPC G3 600MHz
FSB:100MHz
メモリ:128MB(最大640MB)
HDD:20GB
光学ドライブ:DVD/CD-RWコンボドライブ(8/8/8/24倍速)
ディスプレイ:12.1インチTFT
本体サイズ:285×230×34mm(幅×奥行き×高さ)
重量:2.2kg
価格:189,800円

・M8597J/C
CPU:PowerPC G3 500MHz
FSB:66MHz
メモリ:128MB(最大640MB)
HDD:20GB
光学ドライブ:CD-ROM(24倍速)
ディスプレイ:12.1インチTFT
本体サイズ:285×230×34mm(幅×奥行き×高さ)
重量:2.2kg
価格:149,800円

12.1インチと14.1インチの大きさを比較 iBookの頑丈さをアピール

□製品情報
http://www.apple.co.jp/ibook/

●iPhoto日本語版も登場、日本でのオンラインプリントサービスは未定

iPhotoのサムネール画面(最小)
 iTunes、iMovie、iDVDに続くMac OS Xネイティブのマルチメディアソフト「iPhoto」の日本語版も紹介された。iPhotoは、基調講演では「Digital Shoes Box」と紹介された画像ソフト。Shoes Boxは、「靴の空き箱」が銀塩写真のプリント整理によく使われることにひっかけたもので、デジタルカメラで撮影した画像を管理・加工・共有するためのソフトとなっている。

 フォトブラウズ機能とフォトレタッチ機能を併せ持っており、スライド操作だけでサイズを自在に変更できるサムネールや、さまざまな縦横比がプリセットされたトリミング機能、スライドショーやWebページ、写真集風アルバムを手軽に作って共有できる機能などが搭載されている。

 北米では、iPhotoからインターネット経由で、プリントやアルバムを発注できるサービスも開始されているが、日本では実施するかどうかも未定。iPhoto日本語版にはオンラインプリントサービス用の機能は含まれておらず、サービスが実施されることになれば、アップデータまたは新バージョンで対応する、とのこと。

 また、対応デジタルカメラも日本独自で動作確認を進めており、順次Webサイトにて発表する予定。

サムネールの大きさは、右下のスライダーで変える。Mac OS Xの2Dグラフィックスエンジン「Quartz」を利用して、高速にサイズが変化する様は圧巻 画像を取り込んだ順にグループ化して(35mmフィルムのメタファーを用いて「フィルムロール」と呼ぶ)表示することもできる トリミング機能には、DVDサイズなどさまざまな縦横比がプリセットされている。Photoshopなどのソフトを呼び出して編集することもできる

□製品情報
http://www.apple.co.jp/iphoto//

●Wintelユーザーの取り込みを目指す

 新製品の紹介に先立ち、アップルコンピュータ株式会社の原田社長から、同社の戦略と新製品の概要についての説明があった。

 大部分はMacworld Conference&Expo /San Franciscoの基調講演でのスティーブ・ジョブズCEOの発言をなぞる形になっており、MacintoshはデジタルカメラやPDAなどのデジタルデバイスの中心に位置するデジタルハブとなること、1月からMac OS Xを全モデルにおいてデフォルトの起動OSとすること(ただしMac OS 9も引き続きインストールされる)などが発表された。

 日本法人の目標としては、「新規ユーザーの獲得」を挙げた。これは今までコンピュータを触ったことがない初心者はもちろん、Windowsマシンしか触ったことがないユーザーの獲得も意味している。原田社長自身、「MacでOfficeが動いたり、Eメールが使えることを知らないWintelユーザーが多い」ことに驚いたそうで、これからはこうしたユーザーにもMacのよさを提案していくとしている。

 同社はまた、有楽町や梅田の大規模家電量販店を「新しい販売ロケーション」として重視し、展開していくとしている。新型iMacの展示をあえて秋葉原でなく、有楽町から始めたところにも、同社の新規ユーザー獲得にかけるこれまでにない意気込みが感じられる。

 また、今年のMacworld Conference&Expo /Tokyoは、幕張メッセから東京ビッグサイトに会場を移すとの発表もあった。

□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.co.jp/
□AppleStore(日本向け)
http://www.apple.com/japanstore/
□関連記事
【1月8日】Apple、15インチ液晶搭載の新型iMacを発表
~大きく動くディスプレイ部、DVD-Rドライブ搭載機も
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0108/apple.htm
【1月8日】アップル、iBookに14.1インチ液晶モデルを追加
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0108/apple2.htm
【1月8日】スティーブ・ジョブズCEO基調講演レポート
新iMacなどを発表「今日はCRTモニターが公式に死んだ日」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0108/macw02.htm

(2002年1月8日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

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