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Lenovo、最大17時間駆動の「ThinkPad T」シリーズなど新モデル
~CPUに第5世代Coreプロセッサを採用
(2015/1/5 15:25)
米Lenovoは4日(米国時間)、米ラスベガスで開催される2015 Internation CESにおいてThinkPadシリーズの新モデルを発表。別記事で紹介している「ThinkPad X1 Carbon」、「ThinkPad STACK」、「ThinkPad X250」のほか、Tシリーズ、Eシリーズ、Lシリーズの新モデルも発表した。
「Broadwell」の開発コード名で知られる第5世代Coreプロセッサを採用。従来モデルで採用されていたトラックポイント用クリックボタンとタッチパッドを一体化した設計ではなく、トラックポイント用ボタンを独立させた設計となっている。
ThinkPad Tシリーズ
ThinkPad Tシリーズの新モデルは「ThinkPad T450s」、「ThinkPad T450」、「ThinkPad T550」の3モデルを発表。このうち、T450については同社Webサイトに詳細な仕様が掲載されていない。発売はいずれも2月を予定。価格は順に1,099ドル、849ドル、999ドルから。
ThinkPad T450sはフルHD(1,920×1,080ドット)表示/タッチ対応の14型液晶を搭載可能なノートPCで、標準バッテリ最大8.4時間、オプションの6セルバッテリ「Power Bridge」を組み合わせることで最大17時間の駆動が可能。CPUは第5世代Core i7プロセッサを搭載できる。
そのほか、メモリは最大12GB、ストレージは512GB SSDを搭載可能。OSはWindows 8.1。Dolby Home Theater v4準拠のサウンド機能も搭載する。インターフェイスは、無線LAN、Bluetooth 4.0、有線LAN、USB 3.0×3、4-in-1カードリーダ、Mini DisplayPort音声入出力などを装備。オプションで720p対応のWebカメラやスマートカードリーダ、指紋リーダ、WWAN対応モデムなどを搭載できる。
本体サイズは331×226×21mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.58kg。
「ThinkPad T550」は、2,880×1,620ドット表示/タッチ対応の15型液晶可能なノートPC。標準バッテリで10.5時間、6セルバッテリのPower Bridgeとの組み合わせで最大17時間の駆動が可能。
CPUは第5世代のCore i7プロセッサ、メモリは最大16GB、ストレージは512GB SSDを搭載できる。OSはWindows 8.1。
インターフェイスは、無線LAN、Bluetooth 4.0、有線LAN、USB 3.0×3、4-in-1カードリーダ、Mini DisplayPort、音声入出力、Dolby Home Theater v4準拠のサウンド機能などを装備。オプションで720p対応のWebカメラやスマートカードリーダ、指紋リーダ、WWAN対応モデムなどの搭載にも対応する。
本体サイズは380×252×22.4mm(同)、重量は2.26kg。
ThinkPad Eシリーズ
ThinkPad Eシリーズは「ThinkPad E550」、「ThinkPad E450」の2モデル。いずれも発売は2月、価格は599ドルからが予定されている。
共通仕様として、CPUが第5世代CoreプロセッサのCore i7-5500U、メモリが最大16GB、HDDが最大1TB、OSがWindows 8.1/8.1 Pro/7 ProfessionalまたはDOSを搭載。インターフェイスはIEEE 802.11ac対応または11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、USB 3.0×2、USB 2.0、4-in-1カードリーダ、HDMI出力、独自のドック用インターフェイス「OneLink」を装備する。
そのほかの仕様は、E550がGPUにRadeon R7 M265(2GB)、1,366×768ドット対応15.6型液晶を搭載。BTOによりDolby Advanced Audioに対応するJBLブランドのスピーカーや、3Dカメラなどを内蔵できる。また、E550のみミニD-Sub15ピンも装備する。
バッテリは着脱可能で、駆動時間は最大9時間。本体サイズは377×256×27mm(同)、重量は2.35kg。
E450は、GPUにRadeon R7 M260(2GB)、1,366×768ドット表示対応14型液晶を搭載。バッテリは固定で駆動時間は最大9時間。本体サイズは339×239×24mm(同)、重量は1.81kg。
ThinkPad Lシリーズ
ThinkPad Lシリーズは「ThinkPad L450」を発表。発売は2月で、価格は699ドルから。
主な仕様は、CPUに第5世代Coreプロセッサ、GPUにRadeon R5 M240、メモリ最大16GB、HDD最大1GBまたはSSD最大360GB、1,920×1,080ドット表示対応14型液晶、Windows 8.1を搭載。
インターフェイスは、無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、USB 3.0×3、4-in-1カードリーダ、720p対応Webカメラ、Mini DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを装備。オプションでスマートカードリーダや指紋リーダ、WWAN対応モデムなどを搭載できる。
バッテリ駆動時間は最大8時間。本体サイズは339×235×24.3mm(同)、重量は1.93kg。
ThinkVision X24
同社は併せて、液晶ディスプレイの新製品「ThinkVision X24」も発表。発売は4月で、価格は249ドルから。
「Neo-Blade」と呼ばれる7.5mmと狭ベゼルにより、マルチディスプレイ環境に適することを訴求する製品。また背面パネルは「PCM」(Pre-Coated Metal)と呼ばれる表面加工が施される。
解像度はフルHDで、視野角は上下/左右それぞれ178度。輝度は250cd/平方m、コントラスト比は1,000:1、応答速度は7ms。インターフェイスはHDMIとDisplayPortを装備する。
スタンドはチルト調整に対応。本体サイズは540×220×412.78mm(同)、重量は約3.79kg。