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レノボ、クリックボタンが独立した「ThinkPad X250」
~Broadwell搭載の本命モバイル。T/L/Wシリーズも
(2015/2/10 13:30)
レノボ・ジャパン株式会社は、第5世代Coreプロセッサを搭載した「ThinkPad」主力のX/T/L/Wシリーズを11日より国内販売する。
海外では1月の2015 International CESで発表されたモデルで、2月の発売を予告していた。いずれもBroadwellこと第5世代Coreプロセッサを搭載し、電力効率向上に伴いバッテリ駆動時間が延長。バッテリは内蔵と交換可能の2分割方式で、バッテリのホットスワップに対応。加えてX/T/Wシリーズでバッテリの共通化を図った。
また、前世代ではトラックポイントのクリックボタンがタッチパッドと一体化したタイプと変更されたが、新モデルは左/センター/右ともに物理で独立したタイプに“戻り”、操作性が向上した。なお、旧モデルのシャーシなどのパーツだけを変えて、新モデル相当にすることは不可能。
ThinkPad X250
ThinkPad X250は同社のモバイル向け主力モデル。
各種カスタマイズが可能で、メモリは最大8GB、ストレージは最大512GB SSDまたは1TB HDD、500GB+8GB SSHD、液晶が1,366×768ドット表示対応TN/1,366×768ドット表示対応IPS/1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応IPS 12.5型などを選択できる。OSはWindows 8.1/8.1 Pro/7 Professional(いずれも64bit)。
一例として「20CMA004JP」は、CPUniCore i3-5010U(2.1GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、500GB HDD、1,366×768ドット表示対応12.5型ワイド液晶ディスプレイ、OSにWindows 8.1 Pro(64bit)を搭載し、税別想定価格は125,000円前後。
「20CMA000JP」は、上記からCPUをCore i7-5600U(2.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリを8GB、液晶をフルHD/タッチ対応12.5型ワイド液晶ディスプレイに変更し、税別想定価格は215,000円前後の見込み。
インターフェイスは、USB 3.0×2、SDカードリーダ、Gigabit Ethernet、Mini DisplayPort、音声入出力を搭載。バッテリ駆動時間は最大約17時間(JEITA測定法1.0)。本体サイズは305.5×208.5×19.9~20.3mm(幅×奥行き×高さ、タッチ対応モデルの高さは21.5mm)、重量は約1.45~1.49kg。
ThinkPad T450s/T450/T550
ThinkPad T450s/T450/T550は据え置き向けの高性能モデル。
3モデルの主な相違点はディスプレイで、T450sは14型で1,600×900ドット/フルHD IPS/フルHD IPS+タッチから選択可能、T450は14型で1,366×768ドット/1,600×900ドット/1,600×900ドット14型+タッチから選択可能、T550は15.6型で1,366×768ドット/フルHD/2,880×1,620ドットIPS/2,880×1,620ドットIPS+タッチから選択可能となっている。
そのほかの仕様はほぼ共通で、CPUは第5世代Coreプロセッサ、メモリは最大16GB(T450sのみ12GB)、ストレージは最大512GB SSDまたは1TB HDD、500GB+8GB SSHD、OSはWindows 8.1/8.1 Pro/7 Professional(いずれも64bit)を選択可能。
T450sの一例として「20BX001RJP」は、CPUにCore i5-5300U(2.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、500GB HDD、フルHD表示/タッチ対応IPS液晶ディスプレイ、OSにWindows 8.1 Pro(64bit)を搭載し、税別想定価格は198,000円前後の見込み。
インターフェイスは共通で、USB 3.0×3、SDカードリーダ、Gigabit Ethernet、Mini DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを搭載する。
バッテリ駆動時間および本体サイズ、重量は、T450sが最大約16時間/331×226×20.65mm(同)/約1.6kg、T450が最大約17時間/339×232.5×20.65mm(同)/約1.7kg、T550が最大約29時間/380×252×22.4mm(同)/約2.3kg。
ThinkPad L450/W550s/W541
ThinkPad Lはメインストリームモデルで、仕様はほぼT450と共通だが、本体サイズは339×235×24.3mm(同)とやや厚く、重量は約1.9kgと200g重くなる。
一方ThinkPad W550sはThinkPad T550とほぼ共通だが、NVIDIAのQuadro K620M(2GB) GPUを搭載したモバイルワークステーションとなっており、ISV認証を取得している。
W550sの一例として「20E20011JP」は、CPUにCore i7-5500U、メモリ8GB、500GB HDD、Quadro K620M GPU、フルHD表示対応15.6型ワイド液晶ディスプレイ、OSにWindows 7 Professional(SP1/64bit、8 Proダウングレード権行使)を搭載し、税別想定価格は237,000円前後の見込み。
ThinkPad W541は、既存モデル「ThinkPad 540」のクリックボタンを独立型に変更したモデル。そのほかの仕様に変更はない。