7月26日(米国時間)発表
Khronos Groupは26日(米国時間)、米国で開催されているSIGGRAPH 2010において、3D APIの新バージョンとなる「OpenGL 4.1」の仕様を公開した。
テッセレーションなどをサポートしたOpenGL 4.0に継ぐバージョンで、これまで通り、既存のOpenGLと後方互換性を持ち、ロイヤリティフリーで利用できる。
新バージョンの主立った特徴としては、OpenGL ES 2.0と完全な互換性を持ち、デスクトップPCとモバイル機器間で簡単に移植ができる点、シェーダプログラムオブジェクトがバイナリを問い合わせ/読み込みすることで、再コンパイルする時間を節約できる点、64bitの浮動小数点コンポーネント頂点シェーダ入力により、ジオメトリ精度が上がった点などがある。
これにあわせ、NVIDIAではSIGGRAPH会期中にFermiベースのGPU向けのOpenGL 4.1対応ドライバを公開することを発表。AMDも次のドライバで対応するとしている。
(2010年 7月 27日)
[Reported by 若杉 紀彦]