Khronos Groupは米国時間の11日、同グループが策定する2D/3Dグラフィックの最新APIである「OpenGL 4.0」を発表した。無償で公開され、仕様は同グループのサイトからダウンロードできる。
現行のOpenGL 3.2の上位版となる規格。互換性を維持しつつ、新たにGPUによるジオメトリおよびテッセレーションの処理、CPUを経由せずOpenCLなど他のAPIで生成したデータの描画、サンプル・オブジェクトと呼ばれるコードによるテクスチャの状態とデータの分離、64bit倍精度浮動小数点演算などに対応した。
また、OpenGL 4.0に対応できない既存のGPU向けに、同規格の機能を最大限サポートするOpenGL 3.3も公開された。
(2010年 3月 12日)
[Reported by 若杉 紀彦]