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ASRockを超える変態さの仮想通貨マイニング向けIntel B250マザー

C.B250A-BTC PRO V20

 株式会社アイティーシーは、Colorful製の仮想通貨マイニング向けIntel B250マザーボード「C.B250A-BTC PRO V20」を23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,980円前後の見込み。

 最大12枚のビデオカードの接続が可能なIntel B250マザーボードで、GPUを用いた仮想通貨マイニングに好適としている。本製品がもっともユニークなのは、ビデオカードとの接続に、USB 3.0ポートを転用したPCI Express接続を用いている点だ。

 ATXフォームファクタの拡張スロットは最大7基であり、2スロット占有のビデオカードを複数枚接続する場合、延長ケーブルが必要となる。多くの延長ケーブル製品は、PCI Express x1スロットをいったんUSB 3.0コネクタに変換して、USB 3.0ケーブルを用いて延長/転送、ビデオカード接続のスロットで再変換を行なう。

 その一方で、本製品はあらかじめ6基のPCI Express x1を、USB 3.0コネクタの形でオンボードに実装している。このため部品点数を減らすことが可能となり、信頼性向上に寄与すると見られる。ピン配置は不明だが、同社は「UPCIEスロット」と呼んでいる。

 これまで、日本国内向けにもマイニング向けマザーボードは多数発表されているが、いずれもPCI Express x1コネクタを用いていた。USB 3.0コネクタ直接転用したのは本製品が初と見られる。

 チップセットはIntel B250で、LGA1151のSkylake/Kaby Lakeに対応する。メモリはDDR4×2。ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×5。背面パネルインターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、DVI、ミニD-Sub15ピン、HDMI、PS/2、音声入出力。