PC使いこなし塾

新社会人必読。PC Watchが選ぶショートカットキー【PowerPoint 2016編】

 PowerPointは、プレゼンテーション用の資料作成ソフトとして、Microsoft Officeの中で親しまれているものの1つです。

 WordやExcelと同じく、定番と呼べるショートカットキーがいくつかあり、スライドの開始やスライドの追加といった作業はPowerPointを扱う上で必ず使用されるものでしょう。これらの操作はマウスを使わずにキーボードだけで実行することができます。

 ここでは特に有用と思われるショートカットキーを4つ厳選して紹介し、そのほかのショートカットキーについてはカテゴリごとに一覧にまとめています。

 PowerPoint 2016ショートカットキーの一覧表


スライドショーを開始する

 [F5]を押すと、スライドの先頭位置からスライドショーを開始します。[Shift]+[F5]を押した場合は、現在表示しているスライドの位置からスライドショーが始まります。

操作キー説明
[F5]スライドショーを開始する。[Alt]+[S]、[B]でも実行可能


新しいスライドを追加する

 現在表示しているスライドの次に新しいスライドを挿入します。作成直後に文字を入力すれば、タイトルといった最初のプレースホルダーに入力がなされます。なお、[Ctrl]+[Enter]を押すと次のプレースホルダーにカーソルが移動します。

操作キー説明
[Ctrl]+[M]新しいスライドを追加する
[Ctrl]+[M]を押すと現在のスライドの後に新規スライドが挿入される


図またはオブジェクトをグループ化する

 スライド上の配置したテキストボックスや図をまとめて選択、[Ctrl]+[G]を押せばグループ化できます。グループ化したオブジェクトは配置を変更する場合などにまとめて移動されるので、個別に移動させる必要がなくなります。グループ化を解除するには[Ctrl]+[Shift]+[G]を押します。

操作キー説明
[Ctrl]+[G]図またはオブジェクトをグループ化する。グループ化したものを選択して[Ctrl]+[G]を押すとグループ化が解除される
[Ctrl]+[G]を押すと選択された複数のオブジェクトがグループ化される。解除は[Ctrl]+[Shift]+[G]でできる


スライドやスライド内の要素をコピー&貼り付ける

 選択したテキストボックスや図形などのオブジェクトをコピーするとともに貼り付けを行ないます。スライド一覧で任意のスライドを選択状態で[Ctrl]+[D]を押せば、スライドのコピー&貼り付けが実行されます。

操作キー説明
[Ctrl]+[D]スライドやスライド内の要素をコピー&貼り付ける


PowerPoint 2016ショートカットキーの一覧

 以下、操作カテゴリ別にショートカットキーを掲載しています。

スライドを操作する

 スライドを操作する際に使用できるショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Esc]スライドショーを終了する
[PageUp]前のスライドに戻る
[PageDown]次のスライドに移動する
[F5]スライドショーを開始する。[Alt]+[S]、[B]でも実行可能
[Ctrl]+[M]新しいスライドを追加する
[Ctrl]+[S]プレゼンテーションを保存する
[Alt]+[F]、[X]PowerPointを閉じる
[Alt]+[G]、[H]テーマを選択する
[Alt]+[H]、[L]スライドレイアウトを選択する
[Alt]+[W]、[Q]スライドのズームを変更する

キーボードのみを使ってリボン内で移動する

 リボン上の機能をキーボードのみで選択するためのショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Alt]+[A]「アニメーション」タブを開く
[Alt]+[F]「ファイル」ページを開く
[Alt]+[G]「デザイン」タブを開く
[Alt]+[H]「ホーム」タブを開く
[Alt]+[N]「挿入」タブを開く
[Alt]+[Q]「操作アシスト」ボックスを開く
[Alt]+[R]「校閲」タブを開く
[Alt]+[S]「スライドショー」タブを開く
[Alt]+[T]「画面切り替え」タブを開く
[Alt]+[W]「表示」タブを開く

ウィンドウ間を移動する

 ウィンドウを切り替えのためのショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[F6]標準表示のウィンドウ間を時計回りに移動する
[Ctrl]+[Shift]+[Tab]サムネイルウィンドウとアウトライン表示ウィンドウを切り替える
[Shift]+[F6]標準表示のウィンドウ間を反時計回りに移動する

段落レベルや見出しの表示を変更する

 段落のレベルを上げたり、見出しの表示を変更するたものショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Alt]+[Shift]+[1]見出しレベル1を表示する
[Alt]+[Shift]+[←]段落のレベルを上げる
[Alt]+[Shift]+[→]段落のレベルを下げる
[Alt]+[Shift]+[↑]選択した段落を上に移動する
[Alt]+[Shift]+[↓]選択した段落を下に移動する
[Alt]+[Shift]+[+]見出しに属するテキストを表示する
[Alt]+[Shift]+[-]見出しに属するテキストを非表示にする

図、ボックス、オブジェクト、およびワードアートを操作する

 図などのオブジェクトを操作する際に使用するショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Alt]、[N]、[S]、[H]図形を挿入する。方向キーで種類を選択した後、[Ctrl]+[Enter]で決定
[Alt]、[N]、[X]テキスト ボックスを挿入する。方向キーで種類を選択した後、[Ctrl]+[Enter]で決定
[Alt]、[N]、[J]オブジェクトを挿入する。方向キーで種類を選択した後、[Ctrl]+[Enter]で決定
[Alt]、[N]、[W]ワードアートを挿入する。方向キーで種類を選択した後、[Ctrl]+[Enter]で決定
[Ctrl]+[G]図またはオブジェクトをグループ化する。グループ化したものを選択して[Ctrl]+[G]を押すとグループ化が解除される
[Ctrl]+[Shift]+[C]図形の属性をコピーする
[Ctrl]+[Shift]+[V]図形の属性を貼り付ける

テキストおよびオブジェクトを選択して編集する

 テキストやオブジェクトを編集する際に使用するショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Esc]オブジェクトを選択する
[Tab]別のオブジェクトを選択する。[Shift]+[Tab]で逆順に選択
[Enter]オブジェクト内のテキストを選択する(オブジェクトを選んでいるとき)
[Ctrl]+[A]すべてのオブジェクト/スライド/テキストを選択する
[Ctrl]+[Space]メディアを再生または一時停止する
[Ctrl]+[Shift]+[←]単語の先頭までを選択する
[Ctrl]+[Shift]+[→]単語の末尾までを選択する
[Ctrl]+[Shift]+([)オブジェクトを1つ背面に移動する
[Ctrl]+[Shift]+(])オブジェクトを1つ前面に移動する
[Shift]+[←]カーソルの左の1文字を選択する
[Shift]+[→]カーソルの右の1文字を選択する
[Shift]+[↑]上の1行を選択する
[Shift]+[↓]下の1行を選択する

テキストとオブジェクトを削除およびコピーする

 テキストやオブジェクトを削除したりコピーしたりする際に使用するショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Ctrl]+[C]選択したオブジェクトまたはテキストをコピーする
[Ctrl]+[D]スライドやスライド内の要素をコピー&貼り付ける
[Ctrl]+[V]コピーしたオブジェクトまたはテキストを貼り付ける
[Ctrl]+[X]選択したオブジェクトまたはテキストを切り取る
[Ctrl]+[Y]直前の操作を繰り返します
[Ctrl]+[Z]直前の操作を元に戻します
[Ctrl]+[BackSpace]左側の1語を削除する(MS-IMEのみ)
[Ctrl]+[Delete]右側の1語を削除する(MS-IMEのみ)
[Ctrl]+[Alt]+[V][形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスを開く
[Ctrl]+[Shift]+[C]書式のみをコピーする
[Ctrl]+[Shift]+[V]書式のみを貼り付ける
[Alt]+[Shift]+[C]アニメーションをコピーする
[Alt]+[Shift]+[V]アニメーションを貼り付ける

テキスト内を移動する

 テキスト内のカーソルを移動させる際に使用するショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Home]行の先頭に移動する
[End]行の末尾に移動する
[カーソルキー]1文字分移動する
[Ctrl]+[←]左へ1単語分移動する
[Ctrl]+[→]右へ1単語分移動する
[Ctrl]+[↑]1段落上に移動する
[Ctrl]+[↓]1段落下に移動する
[Ctrl]+[End]テキストボックスの末尾に移動する
[Ctrl]+[Home]テキストボックスの先頭に移動する
[Ctrl]+[Enter]次のタイトルまたは本文テキストのプレースホルダーに移動する。スライド上の最後のプレースホルダーの場合は、元のスライドと同じスライドレイアウトで新しいスライドが挿入される
[Shift]+[F4]直前の"検索"操作に移動して繰り返す

表内で移動および操作する

 表内でカーソルを移動させる際に使用するショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Tab]次のセルに移動する。表の右下のセルで表の末尾に新しい行を追加する
[Enter]新しい段落を開始する
[Ctrl]+[Tab]セル内にタブを挿入する
[Shift]+[Tab]前のセルに移動する

テキストの書式を設定する

 テキストの書式を設定する際に使用するショートカットキーの一覧です。

操作キー説明
[Ctrl]+[B]太字の設定を適用する
[Ctrl]+[E]段落を中央揃えにします
[Ctrl]+[I]斜体の書式を適用する
[Ctrl]+[J]段落を両端揃えにする
[Ctrl]+[K]ハイパーリンクを挿入する
[Ctrl]+[L]段落を左揃えで配置する
[Ctrl]+[R]段落を右揃えにする
[Ctrl]+[T]「フォント」ダイアログボックスを開き、文字の書式を変更する
[Ctrl]+[U]下線を付ける
[Ctrl]+[=]下付き文字を適用する(間隔は自動調整)
[Ctrl]+[Space]下付きおよび上付きなどの手動で設定した文字書式を解除する
[Ctrl]+[Shift]+[C]書式をコピーする
[Ctrl]+[Shift]+[F]「フォント」ダイアログボックスを開いてフォントを変更する
[Ctrl]+[Shift]+[V]書式を貼り付ける
[Ctrl]+[Shift]+[+]上付き文字を適用する(間隔は自動調整)
[Ctrl]+[Shift]+[>]フォントのサイズを大きくする
[Ctrl]+[Shift]+[<]フォントのサイズを小さくする
[Shift]+[F3]文章の大文字または小文字を切り替える
[Alt]+[H]、[F]、[S]選択したテキストのフォントサイズを変更する