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PC Watch 2001年10大ニュース結果発表 |
順位 | ニュース | 得票 |
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1 | Yahoo! BBの登場を機にADSLが低価格化。ブロードバンドの普及進む | 4,732票 |
2 | Gateway、日本市場から撤退 | 3,424票 |
3 | Sircam、Nimda、CodeRedなどウイルス蔓延 | 2,592票 |
4 | Windows XP発売 | 2,489票 |
5 | Microsoft、不正コピー防止策アクティベーションを導入 | 1,951票 |
6 | メモリ、HDDなど主要PC機材の価格低下進む | 1,921票 |
7 | HPとCompaq、合併を発表 | 1,664票 |
8 | RDRAM普及せず、DDR SDRAMが次世代の主流に | 1,549票 |
9 | 書き込み可能なDVDドライブが市場に登場。4規格が乱立。 | 1,417票 |
10 | 液晶ディスプレイの低価格化と普及進む | 1,326票 |
2001年の10大ニュースの1位はADSLの低価格化とブロードバンドの普及となった。低価格化の先駆けとなったYahoo! BBについては、ユーザーサポートをはじめとしてさまざまな問題が噴出しているが、ADSLの大きなきっかけとなったことは否定できない。
2位はGatewayの日本市場撤退。ファンも多く、日本市場に定着していたブランドの電撃的な撤退だけに、印象が強かった。3位はウイルスの蔓延、常時接続の普及とメールを媒介とした巧緻なウイルスの登場が被害を大きくしている。
4位、5位はWindows XPに関する話題がつづいた。本来、2001年の最大の話題と見られていたWindows XPだが、発売イベントの盛り上がり、発売後の実績とも、当初の予想を下回った。本来の機能よりも、アクティベーションの方が話題にのぼることが多かった印象すらある。
6位に入った低価格化傾向は各製品で顕著だった。原価を割れるほど価格低下を見せたRAMをはじめ、液晶、HDD、CD-RWなどの低価格化が印象に残る年だった。
7位のHPとCompaqの合併については、HP社内での反対の動きが伝えられており、まだ一波乱ありそうだ。
8位のメモリ動向については、メモリ価格の低下とも密接に絡む問題だが、来年についてはDDR SDRAMが主流とみて間違いないだろう。大手メモリメーカーの生き残り競争も含めて、来年もひきつづき注目される問題だ。
9位の書き込み可能なDVDの登場は、民生機との連動、CPUパフォーマンスの有効な使い道の発見など、PCの可能性を広げるという意味で新鮮な話題だった。DVD-RAM/-RW/-R/+RWと4規格が並列する構図が来年も続くなかで、DVDマルチドライブの登場、DVD+RW搭載の民生機の登場など、楽しみな話題が多そうだ。
10位の液晶の低価格化については、ノート用のみならず、デスクトップ用の15インチクラスから16~17インチクラスにまで及んでいる。15インチXGAが3万円台後半、16インチSXGAが6万円台後半からという価格は魅力的で、店頭でも17インチCRTに代わって主役の座につきつつある。
全体としてネットワーク関係と、ソフトウェア、周辺機器などの話題が多く、CPU関係のニュースが1位を占めた昨年、一昨年とはPCを取り巻く環境が大きく変わった印象を受ける。業界全体としては右上がりから下降を始める分岐点となった年だが、PCの可能性を広げるという意味では意義のある年であったと思う。
□PC Watch 2000年10大ニュース結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001227/best10.htm
□'99年 読者が選ぶPC Watch 10大ニュースアンケート結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991224/best10.htm
□'98年 読者が選ぶPC Watch 10大ニュースアンケート結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981225/best10.htm
□'97年 読者が選ぶPC Watch 10大ニュースアンケート結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971222/result.htm
□関連記事
「Yahoo! BB」関連記事リンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/link/yahoo_bb.htm
(2001年12月28日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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