船井電機、奇美電子に資本参加。液晶事業で関係深める
12月18日 発表
船井電機株式会社は、台湾の液晶メーカー奇美電子(ChiMei Electronics)へ出資し、奇美電子の発行済み株式の2%を6億4,800万台湾ドル(約23億円)で取得した。資本提携により関係を強化し、奇美電子およびインターナショナル・ディスプレー・テクノロジー株式会社(IDTech)との協業を進める。
奇美電子は最大手の液晶パネルメーカーで、NECや富士通との協業を行なっているほか、東芝との提携を解消した日本IBMと共同でIDTechを設立するなど、積極的に生産を拡大している。
船井電機は、岡山県の津山工場で液晶のモジュール加工工程を担当していたが、奇美電子およびIDTechからの受注拡大に伴い、資本提携を行なうとともに、今後は主力製造拠点を中国広東省に移し、パートナーとしての役割を果たしていくとしている。3社の協業で業界トップを目指し、液晶TVなど家庭用ディスプレイの開発にも注力するとしている。
□船井電機のホームページ
http://www.funai.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.funai.co.jp/funai/pre011219.htm
□奇美電子のホームページ(英文)
(12月19日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.cmo.com.tw/index.htm
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(2001年12月19日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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