NEC、PC用TFT液晶の生産から撤退。
台湾メーカーから調達へ

4月26日 発表


 日本電気株式会社(NEC)は、台湾の奇美電子(ChiMei Electronics)とTFT液晶の製造に関する協業について合意したと発表した。

 合意の内容は、14.1インチTFT液晶のOEM調達と、ノートPCおよび液晶ディスプレイ用の液晶製品の共同開発を中心とする。NECは今回の合意により、ノートPCおよび液晶ディスプレイ用の汎用液晶製品から事実上撤退し、モバイル向け小型液晶および産業用の大型高精細液晶の生産に集中し、ディスプレイ事業の収益改善を図る。

 なお今後は、液晶ではNEC秋田工場を、カラーPDP(プラズマディスプレイ)ではNEC鹿児島を主力工場と位置づけ、生産体制を整備する。

 奇美電子は、'99年12月よりTFT液晶ディスプレイの生産を開始しており、富士通などにもパネルを供給している。NECは今回の合意により、奇美電子の総供給量の15~20%をめどに調達を行なうとしている。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0104/2602.html

(2001年4月26日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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