2002年2月発売

標準価格：オープンプライス

連絡先：イーヤマサポートセンター
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　株式会社イーヤマと株式会社ケンウッドは、Crusoe搭載ノートとオーディオユニットをセットにしたシステム「AVENUE(MRX-710)」を2002年2月より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は20万円台半ばの見込み。ケンウッドのPCメーカーとの協業はソーテックに続いて2社目。

　CPUにCrusoe TM5800を搭載したB5ファイルサイズノートPCと、DVD-ROMやCD-RW、MDドライブなどを搭載したオーディオユニットとスピーカーから構成されるオーディオ部を組み合わせたシステム。両社では「Designed Music PC」と呼んでおり、PCとオーディオユニット間はUSB 2.0で接続する。

　オーディオ部単体で音楽CDやMDの再生ができるほか、PCの外部ドライブとしてオーディオユニットの各ドライブを利用したり、連携してDVDを視聴するといった利用が可能となっている。両社では、「従来型のオーディオからの脱却を図り、音楽配信や圧縮オーディオ、デジタル編集などの新たな音楽の楽しみ方を提案し、新しいオーディオ市場の創造を目指すケンウッドと、新しい時代のPCの楽しみ方を模索し、映像と音を切り口にした、ユーザーの新しいPCライフの創出を目指すイーヤマの目指すべき方向性が一致した」と、「AVENUE」発表の経緯を説明している。

　PC部は、12.1インチTFT液晶(1,024×768ドット)を採用し、CPUにCrusoe TM5800 800MHz、メモリ128MB、HDD 20GBを搭載する。ビデオチップはATI RAGE MOBILITY M1(8MB)。OSはWindows XP Home Edition。

　PCカードスロットはType 2×1で、オーディオユニットとの接続に利用するUSB 2.0ポート×2(アップストリーム/ダウンストリーム×1)や、IEEE 1394×1(4ピン)、100Base-TX対応Ethernet×1を搭載する。また、外部ディスプレイ端子(ミニD-Sub15ピン)やS端子も装備する。本体サイズは273×220×26.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.6kg。

　オーディオ部は、DVD-ROM/CD-RWとNet MD対応のMDドライブの3つのドライブを搭載した本体部と、FM/AMチューナーを装備したアンプチューナー部、スピーカーで構成される。アンプの最大出力は20W+20W。

　オーディオユニットのインターフェイスはUSB 2.0×2(アップストリーム/ダウンストリーム×1)、AUX入出力各×1と、サブウーファー端子。本体サイズは、本体部332×285×179mm(幅×奥行き×高さ)、重量約4.7kg。アンプチューナー部が95×220×270mm、約4.4kg、 スピーカー(1本)が105×248×270mm、重量約2.4kg。

　オーディオ部のコントロールは、本体のほか付属のリモコンやPCからも行なえる。PCからのコントロールはケンウッド・ジオビット製の「StageMaster」を利用する。StageMasterではDVDの再生やCD-R/RW作成などがPC上から可能なほか、PCのHDD上のATRAC3データをMDに転送したり、音楽CDのデータをMP3/WMA/ATRAC3で圧縮し、PCのHDDに記録することができる。また、MP3/WMA/ATRAC3再生時に圧縮データの欠落部分を擬似的に補間する「Supreme」も搭載している。

□イーヤマのホームページ
http://www.iiyama.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.iiyama-sales.com/cgi_img/news-00014.pdf(PDF)
□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.kenwood.co.jp/j/press/press20011128.html
□AVENUEのホームページ
http://www.avenue.jp/
□ニュースリリース
http://www.avenue.jp/release.html
【2000年10月4日】ソーテック、ケンウッドと共同開発のAVパソコン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001004/sotec.htm

(2001年11月28日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]