NS、3DNow!やDDR SDRAMをサポートした
統合型プロセッサ「Geode GX2」

10月18日発表



 ナショナルセミコンダクタージャパン株式会社は18日、IA向けのSoC(System on Chip)「Geode(ジオード)」の新チップ「Geode GX2」を発表した。2002年上半期より368ピンのEBGAパッケージにて提供され、コンパニオンチップと合わせた1キットあたりの価格は約6,000円(大量注文時)。

 Geode GX2は、x86ベースの統合型プロセッサ。クロック周波数は200~400MHz、プロセスルールは0.15μmで、新たに3DNow!に対応した。キャッシュは、インストラクションキャッシュおよびデータキャッシュと呼ばれるキャッシュ方式を採用し、キャッシュ容量はそれぞれ16KBずつ、合計32KBの1次キャッシュとして動作する。

 新アーキテクチャ「GeodeLink」により、オンチップバンド幅6GB/sec、メモリバンド幅2GB/secに対応したほか、省電力アーキテクチャ「AHPM(Active Hardware Power Management)」機能を備える。消費電力は通常使用時で1W未満、メディア・ストリーミングなどの作業時でも3W程度としている。

 インターフェイスは、SDR/DDR SDRAM(PC1600/2100)コントローラや32bit 2Dビデオコントローラ、ビデオスケーリング機能付きの1,600×1,200ドット(24bit)対応ディスプレイコントローラ、CRT D/AコンバータおよびDSTN/TFTコントローラ、PCI-66インターフェイスなどを装備する。

 OSは、Windows XP/XP Embedded/CE、Linux(Lineo/Tuxia/RedHat/Century Software)などをサポートし、各種ファームウェアやドライバが用意される。

 同社では「Geode GX2は、ハードウェアの高速化、パワーマネジメントの面で最適な水準を達成しており、次世代IA向けにパフォーマンス、省電力、価格の最適バランスを実現した」としている。


□ナショナルセミコンダクタージャパンのホームページ
http://www.national.com/JPN/
□ニュースリリース
http://www.national.com/JPN/news/2001/10/10182001.html
□ニュースリリース(英文)
http://www.national.com/news/item/0,1735,687,00.html
□製品情報(英文)
http://www.national.com/gx2
□関連記事
【'99年7月22日】NS、Geodeを国内発表。VIAのファウンダリー問題にも言及
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990722/ns.htm

(2001月10月18日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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