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サーバー用エクスターナルI/O「InfiniBand」が国内初デモ9月10日 発表
InfiniBandは、データセンタ内で使用されるサーバーの次世代I/Oソリューションで、サーバー間やサーバー/ストレージ間の接続の簡素化と高速化を主な目的としている。 各サーバーからはInfiniBandのみが出力され、スイッチングハブの役割をする「InfiniBandファブリック」を経由して各ストレージなどへ接続される。サーバーから個別にI/O接続される場合に比べ、結線が簡素化され、ブレードサーバーではI/Oインターフェイス部分が省略できることで実装密度を上げることができるとしている。 会場ではPCI-Xバス用のInfiniBandインターフェイスを装着した2台のサーバー間をファブリック経由で接続し、ハードディスクとネットワークを共有するデモが行なわれた。2005年にはエントリーレベルのサーバーの80%にはInfiniBandが実装されるとしている。 なお、プレゼンテーションではPCI-Xバス経由の次の段階としてチップセットへの統合が説かれたが、現状では具体的な実装計画はないとされている。
InfiniBandは、データセンタでの使用に特化したソリューションであり、クライアントPCに採用される可能性は低い。しかしIntelでは、InfiniBandをクライアント用のエクスターナルI/OであるUSBや、チップ間I/Oの3GIOと同様にパラレルからシリアルへのインターフェイスの移行の試みの一つとして位置づけており、将来的な技術的可能性の1つとして実用化が注目される。
□InfiniBand Trade Association(英文) (2001月9月10日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
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