韓国Samsungと、ソニー株式会社は、PCやデジタルオーディオ、携帯電話やPDAなどにSamsungがメモリースティックを採用する上で、両社が協力していくことに基本合意したと発表した。

　基本合意に基づき、両社はメモリースティックのプロモーションなども共同で行なうとしている。Samsungは、今年後半にPC用メモリースティックアダプタの発売を予定しているほか、来年以降にはPCやビデオカメラなどの製品にメモリースティックスロットを搭載する。搭載製品は、韓国で先行して発売され、次いで日本国内で発売されるという。

　Samsungでは、現在スマートメディアや搭載製品を発売しているが、今後はスマートメディアに加え、メモリースティック関連製品も並行して発売するとしている。

　Samsungのチン・テ・ゼ社長は、リリースの中で、「フラッシュメモリとDRAMはSamsungの主力部品である。この協力により、ネットワーク化されたデジタル民生機器分野を主導するためのインフラを構築できた。メモリースティックの一般的な評価は非常に高い。そしてソニーのマーケティング力は大変優れている。ユニークでエンターテインメント性に優れたさまざまなメモリースティック製品が数多く出てくるため、我々は特別なサポートを行なっていきたい」としている。

　また、「一方、従来よりスマートメディアも供給してきたため、消費者が使用する記録メディアによって使い分けが可能なスマートメディアとメモリースティックの互換性を実現するアダプタも商品化していきたい」とコメントしている。

□Samsungのホームページ(英文)
http://www.samsung.com/
□ニュースリリース
http://www.samsung.co.jp/news/group/ng010802b.html
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200108/01-0802/
□関連記事
【2000年10月25日】ソニー、メモリースティックのロードマップを公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001025/sony.htm

(2001年8月2日)

[Reported by taira@impress.co.jp]