TualatinコアのPentium IIIが秋葉原で販売開始
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Tualatin販売中 |
Tualatinコアを搭載した新型Pentium IIIの販売が、秋葉原で開始された。販売されているのは1.13GHz(FSB 133MHz)のバルク品で、実売価格は5万円前後となっている。
25日の調査時点で編集部で販売を確認できたのは、パソコンハウス東映(49,800円)、コムサテライト1号店(49,800円)、コムサテライト3号店(49,800円、売約済み)の3店で、どのショップも入荷量は極端に少ないという。
Tualatinは、現在販売されているCoppermineコアのPentium III の後継として開発されたもので、0.13μmプロセスで製造され、L2キャッシュが512KBに増え、動作電圧が1.45Vと変更されている。今月20日の本誌の取材に対してインテル日本法人は、5月よりOEM向けに出荷を開始していることを明らかにしており、今回秋葉原に出回ったTualatinはこれらが海外から流れてきたものと思われる。
外見は、既に販売されているFC-PGA2タイプのPentium III 1GHzとほとんど変わりはないが、基板内部に見える配線パターンや、裏面のキャパシタの配置などがあきらかに異なっている。
なお、IntelはTualatinに対応するチップセットしてi815EP Bステップを出荷しており、搭載製品としてGigabyte GA-6OXETやABIT ST6などが既に販売されている。
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Pentium III 1.13GHz Tualatin |
矢印ともクリオネとも見えるキャパシタの配置 |
IHSの厚みは約1.5mm |
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CPU下部のマーキング クロック/L2/FSB/Vcore |
CPU上部のマーキング Pentium IIIと明記されてる |
WCPUID Ver3.0bの実行画面 |
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Gigabyte GA-6OXETのBIOS |
Coppermineコアの1.13GHz(ES) との比較(表) |
Coppermineコアの1.13GHz(ES) との比較(裏) |
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コムサテライト1号店にて |
コムサテライト3号店にて 既に売約済み |
パソコンハウス東映では ABIT ST6でデモ中 |
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□データシート(英文:Pentium III Processor with 512KB L2 Cache at 1.13GHz)
http://developer.intel.com/design/pentiumiii/datashts/249657.htm
□関連記事
【6月25日】後藤弘茂のWEEKLY海外ニュース「秋葉原に登場したTualatinは512KB L2キャッシュのサーバー版」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010625/kaigai01.htm
【6月20日】Intel、0.13μm製造プロセスのPentium III「Tualatin」の出荷を開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010620/intel.htm
【5月11日】後藤弘茂のWeekly海外ニュース「Intelの0.13μmプロセスP860/P1260でCPUはどう変わる」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010111/kaigai01.htm
【5月8日】後藤弘茂のWeekly海外ニュース「IntelがCoppermine 1.1GHzをリリースか」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010508/kaigai01.htm
このデータは、PC Watch編集部が6月25日にショップ店頭での表示価格を独自に調査したものを元にしています。この価格で販売されることを保証するものではありません。実際の販売価格は変動いたしますので、購入時にショップ店頭にてご確認ください。ショップの場所等については、各ショップにお尋ねください。
編集部では、個別のメールや電話でのお問い合わせにはお答えいたしかねます。
(2001年6月25日)
[Reported by aoyama@impress.co.jp]
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