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JEITA、ノートパソコンのバッテリ持続時間測定基準を発表
従来、パソコンメーカー各社が公開するノートパソコンのバッテリ持続時間表示は、特に公式な基準となるものが存在せず、メーカーごとに異なった条件下で測定されていた。そのため、メーカー間の比較が難しいという問題を抱えていた。 今回JEITAから発表された測定基準は、バッテリ持続時間の標準測定方法を定め、各メーカー間の誤差を緩和しようというもの。主にバッテリ駆動時間に影響を与えやすい、液晶ディスプレイ、CPU、HDDに対して負荷を加え、Windows以外でのOSでも可能な測定方法にしたという。詳細な規定についてはPDFファイルで公開されている。また、今後も年に一度の割合で測定方法の再検討を行なっていく方針。 具体的な測定方法は、測定法a)と測定法b)の2つが用意され、それぞれの結果を合計し、2で割ったものがバッテリ動作時間となる。
○測定法a)
○測定法b) 6月20日現在、16社のメーカーが採用を表明しており、8月1日以降、各社のカタログに掲載されていく予定。JEITAでは表記の強制力はなく、メーカー独自のバッテリ持続時間表示を並記する場合もあるとしている。 バッテリ持続時間計測用のベンチマークソフトとしては、すでに米ZD PublishingのBatteryMarkがあるが、今回の測定方法との差は、それほど極端にはないという。
(2001年6月20日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp] |
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