日立、CrusoeとMobile Linux搭載の携帯用IA端末

12月11日 発売

標準価格: 97,800円(500台ロット時)
     136,800円(開発評価機)

連絡先:FLORAインフォメーションセンター
    Tel.0120-8856-50


 株式会社日立製作所は、CrusoeとMobile Linuxを搭載したB5サイズの携帯用インターネット情報端末「日立インターネットアプライアンスFLORA-ie 55mi」を、ISPやネット証券などのサービスプロバイダに向けて、12月11日より発売する。価格はEthernet&モデムを搭載し、64MBのCFとクレードルが付属した開発評価機が136,000円、48MBのCFが付属したモデルが97,800円(500台ロット時単価)。
 なお、同社では開発評価機の個人向け販売も行なうとしており、FLORA-ie 55miへの搭載を対象としたMobile Linux対応ソフトウェアの開発企画公募を近日中に開始する。

 CPUはTransmetaのCrusoe TM3200 400MHz、OSはMobile Linuxで、圧縮してCFに搭載され、HDDは搭載しない。本体は放熱ファンレスの防塵、防滴(JIS保護等級2)構造で、タッチパネル機能付きの800×600ドット10.4インチのTFT液晶(64万色表示)を備える。メモリは64~192MB(64MBはオンボード搭載)。 インターフェイスは、OS用CFカードスロット×1、PCカード Type2×2またはType3×1スロット、USB×2(ホットプラグ非対応)。USB×2ポートを備えたクレードルも用意される。バッテリはリチウムイオンで、駆動時間はSバッテリで約3.5時間、Lバッテリで約7時間。本体サイズは280×220×25.8mm(幅×奥行き×高さ)、重さ1.25kg(Sバッテリ搭載時)/1.45kg(Lバッテリ搭載時)。

 ソフトウェアは、WWWブラウザ「Netscape 4.76」、メールソフト「Sylpheed」、日本語入力システム「canna」のほか、メニューソフト「FLORA-ieナビゲーション」、手書き入力ソフト「てが~る」などがプリインストールされる。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0012/1208.html
□製品情報
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/ie/flora-ie.htm
□関連記事
【10月31日】塩田紳二のLinux World Conference&Demo/Tokyo2000レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001031/lwcd.htm

(2000年12月8日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

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