米Intel、Pentium 4正式発表
P6以来5年ぶりの新アーキテクチャ

Pentium 4ロゴ 左がPentium 4、右のふたつがIntel 850

11月20日(現地時間) 発表

1,000個ロット時単価
1.4GHz 644ドル
1.5GHz 819ドル


 米Intelは20日(現地時間)、次世代のコアアーキテクチャを搭載した「Pentium 4」を発表した。新しいIA-32コアアーキテクチャ「NetBurst」は、P6コアの登場以来5年振りの新アーキテクチャとなる。

 Intelでは「NetBurstはむこう5~6年のパフォーマンスPCマーケットをリードするアーキテクチャ」としている。Pentium IIIの2倍にあたる20段のハイパー・パイプライン・テクノロジ、400MHzのシステムバス、実行トレースキャッシュ、Streaming SIMD拡張命令2(SSE2)、など特徴は多い。

 Pentium 4は、“Willamette”のコードネームで呼ばれていた製品で、2000年第4四半期の発売が予告されていた。今回の製品は0.18μmプロセスで製造され、4,200万トランジスタを集積する。当初は下位のワークステーションとパフォーマンスデスクトップから導入され、低価格化とともにメインストリームに移行するとされている。

 1,000個ロット時の単価は、1.4GHzが644ドル、1.5GHzが819ドル。この価格はプロセッサ単体の価格で、128MBのRDRAMも含まれるリテールパッケージの価格ではない。

Intel 850ブロック図
 また、、Pentium 4専用のチップセット「Intel 850」も同時に発表された。8XXシリーズの特徴であるハブアーキテクチャを継承しており、MCHは2チャンネルのRDRAMを使用することで、400MHzシステムバスによる3.2GB/Secの転送レートを実現する。ICH側はICH2で仕様は従来通り。

 なお、秋葉原では10月21日に1.4GHz版が、11月10日に1.5GHz版のPentium 4が店頭に登場している。また、Intel 850搭載のマザーボードとPentium 4対応のケースも11月18日に発売が確認されている。

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/dp112000.htm
□製品情報
http://www.intel.com/pentium4/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000629/intel.htm

(2000年11月21日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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