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　富士通株式会社は、世界最小・最軽量17mm厚、295gの640MB MOドライブ「モバイルMO」(MCG3064AP)を開発し、サンプル出荷を10月1日から開始する。OEMサンプル価格は5万円となっており、量産出荷は11月初旬が予定されている。なお、国内での販売は富士通コワーコ株式会社が行ない、販売目標は2年間で300万台を見込んでいる。

　モバイルMOは、同社従来比で体積、重量ともに40%減。稼動部分の軽量化などでランダムリード/ライト時の消費電力を25%削減したほか、電力制御の最適化も行ない省電力化を実現している。これによりIEEE-1394やPCカードからの電源供給だけでも稼動可能となり、ACアダプタなしのポータブルドライブが製造可能としている。

　なおモバイルMOは、9月13日に発表された著作権保護を可能にするメディアID機能を、世界で初めて搭載する。

【主な仕様】

• インターフェイス:ATAPI
  
• 平均シークタイム:25ms
  
• 回転数:3,600rpm
• データバッファ:2MB
• 外形寸法(幅×奥行き×高さ):101.6×140.0×17.0mm(ベゼル含む)
• 重量:295g(ベゼル含む)
• 消費電力:
  
  • Ready時 2.9W
    
  • Write/Read時 4.0W
    
  • Sleep時 0.7W
    

(2000年9月19日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]