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AMD、FSB 333MHz対応のAthlon XP 2600+を出荷開始
~CPUロードマップも更新。90nm CPUのコードネームを公開

11月8日発表

 AMDは8日、FSB 333MHzに対応したAthlon XP 2600+の出荷を開始した。Athlon XP 2600+はFSB 266MHzの製品として投入される予定であったが、急遽、FSB 333MHzの製品として登場することとなった。

 AMDから正式なアナウンスはされていないが、秋葉原などでバルク版の製品が販売されたもので、極少数ながらAthlon XP 2700+の出荷も確認されている。

 市場関係者によるとFSB 266MHz版のAthlon XP 2600+も予定通り投入される見込みだが、事実上FSB 333MHzモデルが主力となり、266MHzの出荷数は少数になる可能性があるという。なお、FSB 333MHz版の型番はAXDA2600KV3D、FSB 266MHz版はAXDA2600KV3Cとなる。

 FSBが333MHzのAthlon XPは、2800+/2700+として11月中旬頃より順次登場する予定であったが、年内の安定供給については危ぶまれていた。2600+をFSB 333MHz製品のラインナップに加わえることにより、安定した供給を目指すものと思われる。

 また、米AMDは7日(現地時間)、同社の製品ロードマップを更新した。更新されたロードマップによると、従来ClawHammer DPと呼ばれていた、1-2 Way対応CPUをSledgeHammerに統合。これによりSledgeHammerで1-8 Way、Barton MPで1-2 Wayをカバーすることが明らかにされたほか、2004年第1四半期に投入予定の90nmプロセスCPUについてのコードネームが公開された。

 公開されたコードネームは、サーバー/ワークステーション向けSledgeHammerの90nm版が「Athens」、デスクトップ向けClawHammerの90nm版が「San Diego」、モバイル向けClawHammerの90nm版が「Odessa」となる。

 なお、前回(9月12日)のロードマップでは2003年第2四半期投入予定だったデスクトップ向けの90nm ClawHammer(San Diego)」については、Athens、Odessaに合わせて2004年第1四半期へとずれ込んでいる。

更新されたロードマップ(11月7日) 更新前のロードマップ

□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□日本AMDのホームページ
http://www.amd.com/jp-ja/
□AMD Processor Roadmap
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_608,00.html
□関連記事
【10月2日】米AMD、FSB 333MHz対応のAthlon XP 2800+/2700+を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1002/amd.htm
【9月13日】AMD、ロードマップを更新。Hammerの立ち上げを2003年に延期
~FSB 333MHzのThoroughbredを第4四半期に投入
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0913/amd.htm
【8月21日】AMD、Athlon登場3周年記念製品、Athlon XP 2600+/2400+発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0821/amd.htm

(2002年11月8日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]


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