オリンパスとコダック、デジタル一眼レフカメラの新規格を提唱
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撮像素子サイズの比較 |
オリンパス光学工業株式会社と米Eastman Kodakは、次世代デジタル一眼レフカメラシステムの新規格を策定することで合意した。4/3インチ(約18×13.5mm)に規定された撮像素子のサイズから規格名称は「Four Thirds System(フォー・サーズ・システム)」と呼称される。「Four Thirds」は英語で「4/3」を意味する。
また、この規格の普及を図るフォーラム「Universal Digital Interchangeable Lens System Forum(ユニバーサル・デジタル・インターチェンジャブル・レンズ・システム・フォーラム)」を設立する。現在、提唱元の2社以外に富士写真フイルム株式会社が賛同している。
Four Thirds Systemが規定する範囲 |
Four Thirds Systemが規定するのは、撮像素子のサイズ、レンズ/ボディマウント(レンズ/ボディ間の通信システムを含む)などで、異なるメーカー間のボディとレンズを制約なく組み合わせて撮影できるとしている。
また、撮像素子が小さいため、焦点距離の長い望遠レンズや、大口径の明るいレンズを設計する場合でも、35mmフィルムサイズやAPSサイズの撮像素子などにくらべ、レンズが小型化できるという。
4/3インチ撮像素子による一眼レフデジタルカメラ規格の構想は、2001年4月にオリンパス光学工業により明らかにされ、今年2月に実機が発表されるとしていた。本日よりドイツで開催される写真関連機器の展示会「Photokina 2002」では、Four Thirds System準拠の実機展示も予想される。
□オリンパス光学工業のホームページ
http://www.olympus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/Info/n020924b.html
□コダックのホームページ
http://www.kodak.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.kodak.co.jp/JP/ja/corp/news/4thirds.shtml
□関連記事
【2001年4月27日】オリンパス、一眼レフデジタルカメラを来年2月のPMAで発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010427/yamada2.htm
(2002年9月25日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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