9月10日 発表

　日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は10日、TIの無線LANチップ「TNETW1100」搭載製品がTELEC(財団法人テレコムエンジニアリングセンター)の認証を取得したと発表した。

　TNETW1100はIEEE 802.11bに準拠した無線LANチップ。「PBCC-22変調方式」と呼ばれる独自の変調方式により、IEEE 802.11bの規格に準拠しつつ、本来の2倍の転送速度にあたる22Mbpsでの無線通信に対応する。

　今回TELECの認証を取得したのはTIのパートナーである台湾Global Sun Technology(GST)の無線LAN PCカードとアクセスポイント。同チップ搭載製品は、すでに米国などで販売されているが、PBCC変調方式でTELECの認証を取得したのはこの製品が初。

　22Mbpsでの通信は同チップ搭載製品間のみでの対応となるが、GSTはOEM向けに無線LANモジュールを提供しており、今回の認証取得は今後の国内での採用製品普及の弾みになると期待される。

□日本TIのホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj02056.htm
□GSTのホームページ(英文)
(9月10日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.globalsuntech.com/
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(2002年9月10日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]