日立、ATA-5準拠の896MB高速Type2 フラッシュカード

3月14日発表

サンプル価格:オープンプライス



 株式会社日立製作所半導体グループは14日、ATA-5に準拠し、Ultra DMA転送に対応したType2型フラッシュカードを、4月よりサンプル出荷開始すると発表した。

 容量896MBの「HB28A896IA1」と512MBの「HB28A512IA1」が用意される。サンプル価格はともにオープンプライスで、実売価格は896MB版が20万円を超える程度、512MB版が10万円を超える程度の見込み。量産開始は6月を予定している。

 HDDと異なりヘッドのシーク動作がないため、ランダムアクセスに優れる。産業用シリコンディスクや、通信/画像システム用のキャッシュディスク向けに開発されたフラッシュカード。なお、コンシューマ向けに販売される予定はないという。

 同社製フラッシュメモリコントローラ「HN29W210H01FE-1」を搭載し、高速化を実現した。同社では「ATA-5準拠のフラッシュカードは業界初、ランダム書き込み速度6MB/secも業界最速」としている。

 転送速度は、ランダム書き込み速度が最大6MB/sec(896MB版)および最大4MB/sec(512MB版)、ランダム読み込み速度は、2モデルとも最大14MB/sec。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0314/
□関連記事
【2000年5月30日】日立、448MBのCF Type 2メディアをサンプル出荷
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000530/hitachi.htm

(2002年3月14日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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