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日立、448MBのCF Type 2メディアをサンプル出荷

7月サンプル出荷

価格:オープンプライス



 株式会社日立製作所の半導体グループは、448MBのCF(Type2)「HB288448E5」と、1GBのPC-ATAカード(Type2)「HB2881000A5」を製品化し、7月からサンプル出荷を開始すると発表した。なお同時にCF Type2では320MBの「HB288320E5」と、256MBの「HB288256E5」も7月からサンプル出荷が開始される。サンプル価格は、すべてオープンプライス。

 同社の多値技術を採用した0.25μmの256MビットAND型フラッシュメモリ「HN29W25611」を使い、フラッシュメモリを2チップ積層するパッケージ(DDP:Double Density Package)を採用することで、1つのパッケージ当たり512Mビットの容量を実現。このパッケージを、PC-ATAでは16個搭載して1GB、CF Type2では最大7個搭載して448MBの容量を達成している。また、従来モデル同様NANDフラッシュメモリ専用コントローラを搭載しており、複数チップのインターリーブ動作により最大2MB/秒の高速書き換えが可能となっている。

 日立は既に、CF Type1では8~192MB、PC-ATA Type2では8~640MBの容量をラインナップしているが、今回CF Type2へ参入するにあたり「フラッシュカードの大容量化により、従来小容量HDDを使用していた分野でHDDからの置き換えが進んでいる。そのような市場ニーズに答え、さらなるCFの大容量化を図るために、従来の3.3mm厚のType1パッケージに対して、新たにCFA(CompactFlash Association)で規格化された5.0mm厚のType2パッケージを開発した」と、開発背景を述べている。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0005/0529.html

(2000年5月30日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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