トピック

重量わずか49gでも、無線で秒速930インチ、耐久1億回。「Viper V4 Pro」はRazerが導き出した「ゲーミングマウスの到達点」

「Razer Viper V4 Pro」とマウスパッドの「Gigantus V2 Pro」

 ゲーマー御用達メーカーの1社であるRazerのゲーミングマウスに、新たなフラッグシップモデル「Razer Viper V4 Pro」が投入された。左右対称の形状で、高性能と軽さが売りのシリーズだ。前機種となる「Razer Viper V3 Pro」から、形状を維持しつつも5gの軽量化を果たして49g(ホワイトは50g)となった。さらに各所の性能も向上し、コンセプトを一段と磨き上げて進化している。

 発売に先駆けて本製品を試用できたので、その感触をお伝えしたい。 先に結論を言っておくと、こだわりが強いゲーマーのニーズはしっかり満たしつつ、一般用途にも極めて快適で、あらゆる場面で使い勝手のよいマウスだ。

耐久性1億回の光学式スイッチを搭載

 まずは基本のスペックから確認しよう。

Razer Viper V4 Proのスペック
接続方式有線(USB)、無線(Razer HyperSpeed Wireless Gen-2)
センサーRazer Focus Pro 50K オプティカルセンサー Gen-3
ポーリングレート8,000Hz
解像度100~50,000dpi(1dpi刻み)
最大速度930ips
最大加速度90G
スイッチ耐久性1億回
ボタン数6(プログラム可能)
バッテリ内蔵
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)127.1×63.9×39.9mm
重量49g(ブラック)、50g(ホワイト)
価格2万6,980円

 ポーリングレートは有線だけでなく、無線も含めゲーミングマウスとして最大レベルである8,000Hz。解像度は50,000dpiで、最大速度は秒速930インチ(約23.6m)と、 そのほかのスペックも含めて明確に最高級品である。

 ボタンは左右クリックと、左側面のサイドボタンが2つ、ホイールクリックと、底面にある感度切替ボタンの計6つ。感度切替ボタンもソフトで別の機能に変更できるようだが、実用上は5ボタンと思っておくといい。左右クリックボタンにはRazerお得意の光学式スイッチを採用。加えて、1億回というほぼ無限と言える耐久性を実現している。

 バッテリは内蔵式で、USBで有線接続すると充電される。バッテリ持続時間は、ポーリングレート1,000Hz時で最大180時間、8,000Hz時で最大45時間としているので、1回の充電で長期間使えるはずだ。

ボタンだけでなく、ホイールや手触りにもこだわりが

 使用感を見ていこう。本体サイズはゲーミングマウスとしては標準的といっていい。筆者は手が小さめなのと、2,000dpiと高めの解像度を好むため、普段はやや小型のマウスを好んで使っている。

 表面の手触りは、サラサラとしたきめ細かな表面加工。手汗で指がくっつく感じはなく、それでいてグリップもしっかりある。 筆者はわずかな手汗が気になってしまうタイプだが、本機ではべたつく感じがなく、長時間の使用でも快適だと感じた。こういった点はスペックには出にくいが、ゲームの集中力をそがないという観点からも重要だ。 覚えておきたい。

 サイズは個人的にはやや大きめだが、49gというそれを感じさせないほどの軽さが魅力だ。マウスパッドに手首を固定して操作していても上下左右の動きを邪魔する感じはなく、持ち上げる時のストレスもまったくない。この軽さなら、小さめの製品を探す必要はない。素直に快適だ。

左右対称の形状。シンプルな外観だ

 本機の特徴であるクリックボタンは、クリック感は標準的ながら、カチカチというクリック音はする。光学式スイッチは無接点スイッチなので、原理上はほぼ無音にできるはずだが、Razerはこのクリック感をあえて大切にしているという。

 光学式スイッチなのでチャタリングやデバウンスの心配もなく、入力もはっきりした感触を返すことで、正確な入力を追求している。 クリック感は重くはなく、ボタンのどこを押しても素直なストロークで心地よい。 Razerによると、従来のスイッチよりアクチュエーション荷重を12%軽量化しているという。

光学式スイッチを採用しているが、見た目や使用感は一般的なマウスと大きくは変わらない

 サイドボタンは左右ボタンとは違い、比較的静かでしっかりした押し込み感がある。こちらはメカニカルスイッチとなっており、配置もオーソドックスで使いやすい。

サイドボタンは長めの形状で押しやすい

 ホイールはチルト非対応だが、 光学式の「Razer オプティカルスクロールホイール」を採用している。従来のメカニカルホイールより信頼性が向上しているという。 手触りは一般的なホイールと差はなく、光学式だから特殊だと感じることはない。

 ホイールの動作は段階的にカクカクと回るタイプで、しっかりとメリハリのある動きで段階的に止まる。ゲームでホイール操作した際に、狙った数だけ回転させるという点を追求すれば、この手触りは正解だろう。回転が重いわけではなく、普段使いでも気にはならない。

ホイールのセンサーも光学式になったが、見た目にはわからない

 ポーリングレートは最大8,000Hz。ポーリングレートを上げるとCPUの使用率が高くなるということで、筆者のPC(Core i5-13600K搭載)で試してみると、有線接続では1,000Hzでは操作中のCPU使用率が2%程度上昇したのに対し、8,000Hzでは8%程度の上昇が見られた。また無線接続だと1,000Hzで7%程度、8,000Hzでは8%程度と差が縮まった。PCスペックに余裕があるなら、8,000Hzを利用するといいだろう。

 マウスカーソルの動きは、当然予想されたことだが、有線/無線ともに違和感なく快適だ。ソールはかなり広めで、表面はへこみもなく綺麗に平らに加工されている。しっかりした接地感で、滑りも良好だ。

ソールは広く、加工も美しい

ゲーミング用途に価値が高い無線レシーバ

 マウスの性能としては申し分なく、使用感も実に良いが、 それ以上に筆者が気に入ったのがレシーバだ。 「HyperSpeed Wireless Gen-2 ドングル」と名付けられたもので、半球型で小さいながらも重量があり、デスク上に安定して置いておける。マウスの近距離で安定して無線通信をするとともに、USBケーブルを抜いて本体に挿せばすぐ充電しつつ、有線接続にできる。

本体以外に半球型のレシーバとUSBケーブルが付属。ケーブルは本体の充電にも使う

 ポイントはこのレシーバにあるLEDインジケータだ。バッテリ残量を示す機能をマウス本体側に持たせているものはよく見かけるが、Viper V4 Proは装飾用LEDを備えておらず、ホイールの前方にある唯一のLEDインジケータも無線接続中は光らない。

  そこでマウス本体ではなく、レシーバのLEDでバッテリ残量を確認できるようにしてある。マウスのLEDを光らせる必要がないので、バッテリ消費で有利になる。またレシーバを見えるところに置きたい心理が働くので、マウスとレシーバの距離が近くなり、電波の通りが良くなる。無線の接続状態もLEDで示されるので、常にグリーン表示にしておきたい気持ちになる。一石二鳥のアイデアものだ。

レシーバにLEDインジケータが用意されている

 ちなみに無線で使用中でも、USBケーブルをマウスに接続すると、自動で接続が有線に切り替わり、無線は切断される。切替スイッチがないのでわかりやすく、またドングルのLEDが消灯するので有線に切り替わったのが見てわかる。なお、有線接続中はホイールの前方にあるLEDが光って充電状態を知らせてくれる。

 バッテリ持続時間は、ポーリングレート1,000Hz時で最大180時間、8,000Hz時で最大45時間としている。フル充電後から使い始め、1週間ほどでバッテリ残量が20%を切ったので、実用上でも45時間という公称に近い。25%を切るとレシーバのインジケータが赤になるようだが、計算上ではそこから9時間使えるので、その日に使い終わったら充電するくらいでいいだろう。

USB Type-Cを装備
本体のLEDは有線接続時とDPI切替時だけ光る

自由で幅広いカスタマイズが可能なソフトウェア

 ソフトウェアも見ていく。管理ツールとなるのは専用ソフトウェア「Razer Synapse 4」で、Razerの製品を一元管理するものだ。

 ポーリングレートは、初期値は1,000Hzに設定されており、125Hzから8,000Hzまで6段階に設定できる。また 「スマートポーリングレート スイッチャー」という機能を使うと、フルスクリーンモードでゲームを実行した時にポーリングレートを自動で変更できる。普段はバッテリ重視で1,000Hz、ゲームプレイ時は自動的に8,000Hzという設定が可能だ。

 感度調整は最大5つまで保存できる。100dpiから50,000dpiまで、1dpi刻みで調整できる。1dpiの差はわずかだろうが、制約なく自由にできるのが重要だ。

最大50,000dpiまで対応のRazer Focus Pro 50K オプティカルセンサー Gen-3を搭載
ポーリングレートは6段階。感度調整は5つ保存可能で、調整は1dpi単位で行なえる

  「感度マッチャー」を使うと、既存のマウスの感度に調整が可能だ。本機と別のマウスを横並びに置いて動かすことで、マウス感度をマッチさせ、以前と同じ操作感に調整できる。 1dpi単位の厳密な調整はここで活かされる。

「感度マッチャー」で既存のマウスの感度を設定できる

 ボタン機能のカスタマイズでは、6つのボタンと、ホイールの上下、計8つに設定が可能。マウスやキーボードの入力などを自由に割り当て可能で、マクロ機能も搭載しているほか、ターボ機能を使えば秒間最大20回の連打もできる。

6ボタンとマウスホイールの割り当てを変更可能
マクロの作成も可能

 さらに、いずれかのボタンに「Hypershift」を割り当てると、そのボタンとの同時押しに別の機能を割り当てられる。キーボードにおけるShiftキーのようなものだ。サイドボタンを基本的に使わないゲームでは、サイドボタンのどちらかをHypershiftに設定すれば、複数のマクロキーを設定して便利に使える。

「Hypershift」を使うと、同時押しで別の機能を持たせられる
左クリックと「Hypershift」を同時押しすると、左クリックを自動連打する……といった設定もできる

 レシーバのインジケータの設定は、マウスボタン設定の下部にある。3つあるLEDの機能選択が可能で、標準では「接続品質」、「バッテリレベル」、「ポーリングレート」が表示される。ほかに「DPIステージ(マウス感度設定)」にも切り替えられる。

レシーバのインジケータも設定変更が可能

 キャリブレーションでは、リフトオフディスタンスとランディングディスタンスを個別設定できる「非対称カットオフ」が使える。それぞれマウスを持ち上げた時にセンサー読み取りが外れる距離と、マウスを置く時にセンサー読み取りが始まる距離のこと。「非対称カットオフ」を使わない場合は、どちらも共通の値となるトラッキングディスタンスを設定できる。

リフトオフディスタンスとランディングディスタンスを個別設定できる「非対称カットオフ」

 「動的感度」の設定も可能。いわゆるマウスの加速機能だが、どの入力速度でどのくらい加速するかをグラフ上で調整できる。加速を滑らかに大きくしたり、一定の値を超えたら大きく加速したりといった調整が可能だ。 ここまで細かく設定する人は少数かもしれないが、この辺りのこだわりが幅広いプロゲーマーにもRazer製品が愛用される理由の1つだろう。

マウスの加速設定を段階的に変えられる「動的感度」

 電源管理では、無線接続時のスリープに入るまでの時間と、バッテリ残量が減った時に低電力モードに切り替わる残量の設定もできる。なお低電力モードは2,000Hz以上のポーリングレートでは使用できない。

電源周りも調整できる

 これら一連の設定を、プロファイルとして保存が可能。切り替えは手動で行なえるほか、ゲームとプロファイルをリンクさせることで、ゲームを起動した時に特定のプロファイルを呼び出して自動で切り替えることもできる。

プロファイルとゲームをリンクさせれば、ゲームごとに個別の設定を用意できる

 ちなみにRazerのソフトウェアには、「Chroma RGB」というLEDライティングの統一制御機能も用意されている。ただし本機には装飾用のLEDが存在しないため対象外。「Razerのロゴは緑に光ってほしい」という人もいるかもしれないが、バッテリ持続時間は有利になるので、本機は実用性重視の製品だといえる。

 また、製品発売時にはSynapse Webに対応予定のため、ローカルにSynapseをインストールしなくても最低限の設定変更ができる。Viper V4
Proをネットカフェや大会に持っていって使いたいという人は、この点も要注目だ。

Razerが語る「Viper V4 Pro」開発秘話

 Viper V4 Proは、Razer社内においていかにして誕生したのか?製品担当者にメールベースでインタビューを行なった。スペック表からは見えない、数値の裏側にある「勝利へのこだわり」に迫った。

――今回の「Viper V4 Pro」を開発するにあたり、掲げた目標を教えてください。

Razer:私たちの目標は一貫してシンプルでした。それは「eスポーツ選手が最も使用しているNo.1マウスを、勝利に直結するあらゆる要素で“本当に意味のある進化”をさせること」です。

 Viper V4 Proは、単に一部のスペックを更新して「新モデル」と銘打つような製品ではありません。ハイレベルな試合で勝敗を分けるのは、レイテンシ、トラッキング性能、クリックの品質、そして構造強度といった“基礎性能”です。機能の羅列ではなく、実際のゲーム内で確実なアドバンテージを生むことを最優先に設計しました。

――Faker選手をはじめ、多くのトッププロが開発に関わったそうですね。

Razer:プロ選手たちは「変えるべきでない部分」と「より強化すべき部分」を非常に明確に示してくれました。たとえば、Viperシリーズ特有の形状や大型ソール、さらりとした触感などは多くの選手が高く評価しており、これらはあえて変えずに継承しています。

 一方で、クリック感や操作の一貫性についてはさらなる高みを求める声があり、それが新型スイッチや通信技術の開発に直結しました。FakerやNiKoといった選手と対面し、グリップ感や操作の再現性について微細なフィードバックを受け、それをR&D(研究開発)に持ち帰って最終設計に反映させています。

――今回、特に強調されているのが「レイテンシの低さ」です。ここにはどのようなこだわりがあるのでしょうか。

Razer:私たちは、マウス内部の全プロセスを最短で動作させるべく、綿密なチューニングを行ないました。その中核となるのが、ゼロから新設計した「第4世代オプティカルマウススイッチ」です。1億回のクリック耐久性を誇り、デバウンス遅延はゼロ。さらに、プロの要望によりアクチュエーションを0.25mmという短さに最適化し、同カテゴリで最も低いクリックレイテンシを実現しました。

 また、通信面でも進化を遂げ、平均クリックレイテンシは0.204ms(競合比最大4倍高速)、平均モーションレイテンシは0.36ms(競合比最大2.5倍高速)という驚異的な数値を叩き出しています。

――新機能の「Frame Sync(フレーム同期)」についても、ユーザーへのメリットを教えてください。

Razer:これは業界で初めて、センサーのフレームをマウス内部のスキャン周期やUSBポーリングと完全に同期させる技術です。簡単に言えば、センサーが「無駄撃ち」しているフレームを削減し、毎回の更新が常に最適なタイミングで処理されるようになります。これにより、エイムの速さと一貫性が劇的に向上するだけでなく、無駄な処理がなくなることで60%以上の省電力化も達成しました。

――昨今のトレンドである軽量化についても、49gという数字を実現されていますね。

Razer:目標は単に「とにかく軽くする」ことではなく、「構造強度とバランスを保ちながら軽量化すること」でした。前モデル(Viper V3 Pro)から約9%の軽量化を図りましたが、その過程ではシェルの厚みの最適化や基板のコンパクト化など、あらゆる見直しを行なっています。

 しかし、内部構造はむしろ強化しており、激しいプレイでもたわまない剛性と、理想的な重心バランスを両立させています。軽さと頑丈さは、プロ仕様において矛盾してはならない要素なのです。

――Razerが長年トップブランドであり続けられる理由はどこにあるとお考えですか?

Razer:私たちには1つの黄金律があります。「社内テストをクリアしただけでは不十分。トッププロによる実戦テストを経なければ製品とは呼べない」というものです。

 今回のViperも、開発中は「Erlkönig(試作名)」という名称で実際の大会に投入されました。LAN環境特有のノイズや移動による負荷、極限のストレス状況下で問題がないか徹底的にチェックし、それをクリアして初めて製品化が許されるのです。

――最後に、このマウスを手にするユーザーのゲーム体験はどう変わるでしょうか。

Razer:「Razer Synapse」を通じて、プレイヤーひとりひとりのエイムスタイルに完璧に合わせ込めるカスタマイズを提供します。最新のSynapse Webを使えば、インストールなしで即座に設定変更が可能で、大会や共有PCでも自分専用の操作感を維持できます。ハードとソフトが統合されることで、全てのユーザーがプロ級のパフォーマンスを発揮できる。それがViper V4 Proが目指す世界です。

用途を問わず、最高の使用感を提供

 本機はとにかく実用性を追求した製品だ。 ゲームで最高のパフォーマンスを発揮するため、重さやLEDライティングなど必要のない部分は極力削ぎ落としつつ、最新機能を搭載するとともに耐久性も高めている。

 ゲーミングデバイスが高性能であることは当然だが、高い信頼性も重要だ。ゲームプレイ中に故障する、あるいはチャタリングのように想定外の入力が僅かでも発生すると、ゲームの体験を損ねてしまう。勝ちを目指して戦うeスポーツの環境であればなおさらだ。

 その点、 本機はメインボタンとホイールに光学式センサーを採用し、正確性と耐久性の両面を向上させている。また軽量化されているにもかかわらず、ボディの堅牢性は損なわれておらず、手に触れる部分は強めに押してもまったくたわみを感じない。 ちなみに底面は押すと若干たわむので、どこに強度が必要かを考えてきちんと設計されている。

 そしてゲームプレイ時以外での一般用途にも、とても良い製品だと感じる。49gという圧倒的な軽さは用途を問わず快適だし、表面のサラサラした手触りも長時間のデスクワークに向いている。ポーリングレート1,000Hz時なら最大180時間のロングライフバッテリ、LED装飾がなく左右対称のシンプルなデザインは、ゲーミング以外の用途でも何ら違和感がない。

 ブラックの本体色はそれだけでゲーミングっぽいと感じる場合にも、ホワイトを選べるのもありがたい。またレシーバのLEDも必要なければ消灯が可能で、ただの半球状の置物ならオフィスで使っても違和感はないだろう。本体に描かれたRazerのロゴも、黒地に黒でほとんど目立たないし、形も左右対称で奇抜さがない。

Razerのロゴはうっすら描かれており、ほとんど自己主張しない

 あらゆる面で快適かつ信頼性も高いマウスを求めるなら1つの選択肢になるといえる。もちろんゲームもプレイするならば文句なしだ。

  こういう製品をレビューする時には、何か不満点を挙げておいた方が真実味が出ると思うのだが、本機に関しては各所に配慮が行き届いていて、これといった不満がない。 もうちょっとサイズが小さく、クリック音が控え目ならばと思うが、それは筆者個人の好みの範疇だ。

 強いて言えば、ゲーミングマウスにしては見た目の自己主張が少ない。見た目が地味で、秘められた実力が感じられないのだ。これは「Razer Viper」シリーズの伝統ともいえるもので、それが市場で受け入れられたからこそ、最新の「V4 Pro」まで続いたのだろう。まさにプロ向けの最高級機である。

ただ高性能なだけではなく、マウスとレシーバの組み合わせで抜群の使用感を生んでいる