トピック
クリエイターのみなさん、PCを選ぶとき、性能だけに着目していませんか?実はケースも超重要という理由を解説
~パソコン工房の「ミドルタワークリエイターパソコン SENSE∞ F-Class」
- 提供:
- 株式会社ユニットコム
2025年9月10日 10:00
クリエイティブワーク向けPCを導入する際には、ついCPUやGPUのスペックだけに目を奪われがちだ。しかし安定してパフォーマンスを発揮し、長時間/長期間活躍してもらうためには、冷却性能やメンテナンス性などスペック表に記載されていないことも同じぐらい重要であることを覚えておきたい。
というのも、冷却性能が不十分だといくら高性能なパーツを積んでも、サーマルスロットリングによりすぐに性能が低下するためだ。また、冷却性能が高いとどうしてもホコリも吸い込んでしまうが、メンテナンス性が低いと長期利用でたまったホコリの除去がおっくうになり、やはり性能低下につながってしまう。
そこで今回ご紹介するのが、パソコン工房を運営するユニットコムの「ミドルタワークリエイターパソコン SENSE∞ F-Class」(センスインフィニティエフクラス)。本製品はコスパや性能に優れているのは大前提として、冷却性能やメンテナンス性に配慮したPCケースを採用。プロフェッショナルの要求に応えるクリエイター向けPCに仕上げられている。今回は本製品の実機を借用したので、多くの写真とともにこだわり抜いたギミックや、使い勝手について見ていこう。
妥協なき冷却設計がクリエイターの生産性を最大化する
SENSE∞ F-Class向けに新開発されたPCケースは冷却性能を最優先に設計されている。なぜなら、映像編集やRAW画像の現像、3Dレンダリングなどの高負荷作業では、プロセッサやビデオカードが大量の熱を発生させる。冷却性能が不十分だと、熱暴走を防ぐサーマルスロットリングが発生し、クロック周波数が低下する。これは熱暴走や故障を防ぐための重要な自己保護機能だが、これが原因でプレビューのカクつきや、レンダリング時間が長引くという生産性低下に直結するのだ。
本製品は230×465×465mmというややコンパクトサイズのミドルタワー向けPCケースを採用しつつも、広大な内部空間を確保している。前面には140mmの大型ファンを3基、背面には120mmファンを1基標準搭載。さらに、大きな冷却口を設けた上面には、カスタマイズ購入時に120mmのファンを最大3基追加可能だ。
これらの冷却ファンと徹底された背面配線を組み合わせて、前面吸気、背面・上面排気の強力なエアフローを実現している。これにより、プロセッサやビデオカードの本来の性能を長時間安定して引き出し、生産性の向上を実現しているわけだ。
なお、効率的なエアフローを実現しているということは、PC内に熱がこもりにくいことを意味する。エンコード、レンダリングなどの高負荷な作業を除く日常的な用途では、冷却ファンの回転数を抑えられる。当然、システム全体の動作音が低くなるので、集中力を妨げられることなく、快適に作業できるというメリットもある。
新設計PCケースはメンテナンス性や使い勝手にも配慮
SENSE∞ F-Classの新型PCケースは、冷却効率を向上させるため、前面、背面、上面、下面の4方向に大きく冷却口が設けられている。新鮮で冷たい空気を大量に取り込むと、部屋のチリやホコリを同時に吸い込むことになるが、その対策としてクリーニングのしやすさにも配慮されている。
上面にはマグネット吸着式の防塵フィルタを装着。柔軟性のあるメッシュ素材なので、ペロリとめくれば手軽にクリーニング可能だ。下面の防塵フィルタも折り曲げられるので、わずかにたわませれば取りはずし可能。この2枚の防塵フィルタにより大きなチリやホコリの混入をガードできる。そのため、数カ月に1度ぐらいの頻度で左右パネルを取りはずし、内部にエアダスターを吹きかければ、購入当初の性能を長期間キープできるのだ。
クリエイター向けPCにふさわしいシャープなイメージの前面パネルや、「SENSE∞」ロゴのデザイン性の高さも魅力。上面には電源スイッチ、リセットボタン、動作インジケーター、3.5mmコンボジャック、USB Type-C、USB Type-Aを装備。ヘッドセットや各種周辺機器を手軽に脱着できる。床の上に置いていても、椅子に座ったままで上面インターフェイスにアクセスできるのは、いま流行りの構成だ。
信頼性を担保するためになくてはならない装備がビデオカードホルダー。本ケースは最大410mmの大型ビデオカードを搭載可能で、標準装備されているビデオカードホルダーを利用すれば、移動時、輸送時のズレや脱落を防止できる。ハイエンドクラスのビデオカードは3kg近い。ビデオカードホルダーがないと、スロットや端子を損傷する可能性がある。現代のクリエイター向けデスクトップPCにおいて必須アイテムと言えよう。
クリエイター向けデスクトップPCならではの仕様が、多くのストレージベイが用意されていること。2.5/3.5インチ兼用内蔵ベイ×2に加えて、2.5インチ内蔵ベイ×5を右側面内部に用意。合計で7基のSSD、HDDを内蔵できる。価格対容量比の高い2.5/3.5インチストレージを7基内蔵できるので、大容量データを効率的に保存できる。大容量の動画や画像データを扱うクリエイターにとって、大きな魅力と言えるだろう。
プロセッサとビデオカード以外の基本パーツは変更可能
基本スペックについてもお伝えしておこう。今回借用したモデルの型番は「SENSE-F1B6-R77-SSX」。OSはWindows 11 Home、プロセッサはRyzen 7 7700(8コア、16スレッド、最大5.3GHz)、ビデオカードはGeForce RTX 5060 Ti(16GB GDDR7)を採用。メモリは32GB(DDR5、16GB×2)、ストレージは1TB(PCIe Gen4 x4接続SSD)を搭載している。
インターフェイスはマザーボード側にUSB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 3基、USB 3.2 Gen 1 4 基、有線LAN(2.5Gigabit Ethernet)、アナログ7.1chサウンド(ライン出力、ライン入力、マイク入力、センター・サブ出力、リア出力、サイド出力)、本体上面にUSB Type-C、USB Type-A、3.5mmコンボジャック、ビデオカード側にHDMI、DisplayPort 3基を装備する。本体サイズは230×465×465mm、重量は実測9.4kgだ。
購入時には以下のようにカスタマイズ可能だ。
OS: Windows 11 Home/Windows 11 Pro
CPU冷却グリス: 標準/シルバー/ナノダイヤモンド
CPUクーラー: 空冷/240mm水冷/360mm水冷
メモリ: 32GB/64GB/128GB
1stストレージ: 1TB/2TB/4TB(NVMe)
2ndストレージ: なし/500GB/1TB/2TB/4TB(NVMe)
3rdストレージと4thストレージ: なし/1TB/2TB/4TB/6TB/8TB(SATA)
ケースファン: 前面(140mm)×3+背面(120mm)×1/前面(140mm)×3+背面(120mm)×1+上面(120mm)×3
電源: 750W(80PLUS BRONZE)/ 750W(80PLUS GOLD)/1000W(80PLUS PLATINUM)/1200W(80PLUS PLATINUM)
このほか、USB無線LAN子機やモニターなどの各種周辺機器もセットで注文できる。
本モデルでは、プロセッサとビデオカードは変更できないが、パソコン工房の直販サイトではより上位構成のモデルも販売中だ。
GPU支援でクリエイティブ系アプリを高速処理可能
最後にパフォーマンスをチェックしておこう。CPUベンチマーク「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は1,026pts、CPU(Single Core)は114pts。3Dベンチマーク「3DMark」のPort Royalは10,090、Time Spyは14,945、Fire Strikeは35,152、Wild Lifeは82,578。ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 9」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は6,107.06MB/sec、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は5,307.58MB/sec。総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは8,117、Essentialsは10,870、Productivityは8,330、Digital Content Creationは16,026となった。
CPUはマルチコア、シングルコア性能ともに高い。ビデオカードも最新のAAAタイトルを快適に動作させる性能を持ち、クリエイティブ系アプリでもGPU支援による高速処理が可能だ。ストレージの速度もPCIe Gen4 x4接続SSDとしてトップクラス。「PCMark 10」でもトータル性能が高いことを確認できた。
クリエイター向けPCはゲーミングPCとしても優れたパフォーマンスを発揮する。最新AAAタイトルでフレームレートを計測したところ、「サイバーパンク2077」(3,840×2,160ドット、レイトレーシング: ウルトラ)のフレームレートは平均43.22fps、最低38.76fps、最大49.20fps、「STREET FIGHTER 6」(3,840×2,160ドット、CUSTOM)のフレームレートはFIGHTING GROUNDで59.97fps、BATTLE HUBで102.47fps、WORLD TOURで90.47fps、「Monster Hunter Wilds」(3,840×2,160ドット、ウルトラ、レイトレーシング: 低)のフレームレートは59.81fpsを記録した。
「サイバーパンク2077」と「Monster Hunter Wilds」については、3,840×2,160ドットでレイトレーシングを有効化しても、実用的にプレイできるフレームレートを確認できた。もちろん解像度を下げればフレームレートはさらに上がる。クリエイティブワークの合間に、最新3Dゲームをプレイできるだけのゲーミング性能を備えているわけだ。
実際のクリエイティブ系アプリで高負荷な作業にかかる所要時間も計測してみた。「Adobe Lightroom Classic」で100枚のRAW画像を現像(7,952×5,304ドット、カラー - 自然)するのにかかった時間は1分53秒05、「Adobe Premiere Pro 2023」で実時間5分の4K動画(3,840×2,160ドット、30fps)を書き出すのにかかった時間は1分7秒34となった。
プロセッサだけでなく、最新世代のビデオカードを搭載しているからこそ、プロのクリエイティブワークに十分通用するパフォーマンスを発揮しているわけだ。
PCの開発/販売だけでなく、情報面でもクリエイターを後押し
パソコン工房ではPCの開発/販売だけでなく、クリエイターを応援する活動も行なっている。クリエイターの個々の魅力やパーソナルについて追究することで、将来クリエイターを目指すユーザーの「輪」を広げていく「The Circle」を「パソコン工房NEXMAG」(ネクスマグ)で展開。
The Circleでは、クリエイターが独自の発想でiiyama SENSE∞のサウンドロゴをディレクションし、完成したサウンドロゴとともに、作業時間、こだわりのポイントなど制作の裏側も紹介されている。また、パソコン工房のクリエイターPCを実際に使用した記事では、ノウハウや実践的なテクニックも解説されている。
強力な冷却性能、優れたメンテナンス性、そして拡張性を兼ね備えたデスクトップPC
今回の「ミドルタワークリエイターパソコン SENSE∞ F-Class」は、プロのクリエイティブワークに応えるスペックを実現しつつ、強力な冷却性能、優れたメンテナンス性、そして拡張性を兼ね備えたデスクトップPCだ。
実機の内部をチェックしてみても、単に裏面配線が徹底されているだけでなく、丁寧にケーブルがまとめられており、プロの現場で安心して利用できることを確認できた。ベンチマークスコアや、実際のアプリの処理時間からも、クリエイティブワークはもちろんのこと、最新AAAタイトルを快適にプレイできる実力を発揮した。
単にスペック上のコスパだけでなく、冷却性、メンテナンス性、拡張性に配慮されており、創作の現場における生産性を最大限に引き上げるパートナーを求めているのであれば、本製品はもってこいの1台と言えよう。























































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