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大学生もその保護者も注目!買ってから4年間快適に使えるノートPCの選び方
- 提供:
- 株式会社ユニットコム
2025年3月5日 10:00
大学生にとって、ノートPCは必需品と言ってもいい存在だ。一時は、スマートフォンやタブレットがあればいい、という風潮もあったが、大学がノートPCの利用を推奨していることも多い。実際、現役大学生の大多数がノートPCを所有して活用しているようだ。
ただ、ノートPCは高価なため、入学と同時に購入するなら最低でも大学生活の4年間は問題なく使いたい。そこで今回は、買ってから向こう4年間は活用できるノートPCの選び方を解説するとともに、その条件を満たしつつコストパフォーマンスに優れる製品を紹介する。
大学生に最適なノートPCの選択基準その1: 軽さ
ひとくちにノートPCと言っても、性能は抑えめでその分安価な製品から、ゲーマーをターゲットとした高性能かつ高価な製品、ビジネスマンをターゲットとした製品、映像や音楽などのクリエイターをターゲットとした製品など、その幅は非常に広い。そのため、初めてノートPCを買う人には、どれを買えばいいのか分かりづらいと感じることも多いだろう。
ただ、実際には、判断基準が明確になっていれば、どの製品が自分に合っているのか比較的容易に絞り込める。そこで、ここからは”大学生が利用するノートPC”という目的を定めて、それに合うノートPCの選択基準を紹介していこう。
まず始めにチェックしたいのは、軽さだ。
大学生がノートPCを利用する主な用途としては、課題やレポートの作成、それに伴う情報収集、リモート授業の受講などがある。プライベートの時間には、動画視聴やゲームプレイなどにも活用されている。そして、その多くは自宅で行なわれるため、ノートPCは自宅で使うもの、という印象が強いのではないだろうか。
ただ、多くの大学生は、自宅だけでなく大学内でもノートPCを利用している。たとえば授業中に講義の内容をノートPCにメモ、記録したり、ノートPCを使って課題に取り組むこともある。となると、持ち運びが苦にならない軽さが重要となる。具体的には、重量が1kgを切るかどうかが1つの目安となるだろう。
大学生は大学に通うときには、教科書やノート、筆記用具などを持ち出す必要があり、荷物が重くなりがちだ。そこにノートPCが加わると、荷物が一気に重くなる。
以前まで、大学生向けを謳うノートPCの重量は1.2kg前後の製品が多かった、しかし近年は、大学生が使うノートPCとして申し分ない性能や機能を備えつつ、1kgを下回る軽さの製品が増えており、価格もかなり手ごろになってきている。わずか200g程度とはいっても、実際にカバンに入れて持ってみるとその差は歴然。毎日持ち歩くことを考えると、1kgを切る製品がオススメだ
大学生に最適なノートPCの選択基準その2: 堅牢性
次にチェックしたいのが、堅牢性、いわゆる頑丈さだ。
ノートPCを持ち運ぶとなると、どうしても付きまとうのが破損などのトラブルだ。デスクなどから床に落としてしまった、ノートPCを入れているカバンを落としてしまった、満員電車で強く押された、というように、自宅で使っているとそうそう遭遇することのない要因でノートPCがダメージを受けることがある。
ただ、持ち運ぶことを想定したノートPCの多くは、そういったトラブルを想定し、十分な頑丈さを備える製品がほとんどとなっている。その頑丈さは、カタログでも簡単に判断できる。それが米国国防総省が軍用装備品を導入するために定めている品質基準「MIL-STD-810G」、通称「MILスペック」だ。
近年、持ち運びを重視したノートPCの多くは、このMIL-STD-810Gに準拠した振動、衝撃、温度などの堅牢性試験をクリアする頑丈さを備えている。軍用装備品に対する基準なので、試験基準はかなり過酷だ。そのため、普段我々が持ち運ぶ場合に遭遇するトラブルにも十分に耐えられると考えていい。
大学生に最適なノートPCの選択基準その3: バッテリ駆動時間
ノートPCを大学に持ち込んで利用するとなると、バッテリ駆動時間も重要だ。その基準は、最低5時間前後を目安としたい。
近年、大学のキャンパスにはノートPCなどを充電できるコンセントを設置する例が増えているようだが、教室や講堂などで、全員が利用できるようにテーブルやデスクへ豊富にコンセントが用意されていないこともある。そのため、講義中はバッテリ駆動でノートPCを利用することが多くなる。
大学の講義時間は90~100分が一般的。そして、午前に2時限、午後に3時限の講義が組まれることが多い。この5時限を通してバッテリ駆動でノートPCを使えることが理想だが、実際には5時限がすべて埋まることは少ないし、昼休みに充電することも可能だ。そういった点を考慮すると、最低でも、午後の3時限の連続利用に相当するトータル4.5~5時間のバッテリ駆動が可能であれば、大きな問題なく利用可能と考えていい。
ちなみに、実利用時のバッテリ駆動時間は、カタログ記載のバッテリ駆動時間より短くなる場合がほとんどだ。それは、実利用時にはカタログ記載のバッテリ駆動時間計測時よりも大きな負荷がかかり電力消費が増える場合が多いからだ。
ただ、大学の講義中にノートPCを利用する場合、テキスト入力が中心となるため、ノートPCにそれほど大きな負荷はかからず、比較的カタログ記載に近いバッテリ駆動時間となる場合が多い。そのため、カタログ記載のバッテリ駆動時間は参考になる。
大学生に最適なノートPCの選択基準その4: キーボード
次にチェックしたいのがキーボードだ。
ノートPCの操作や文字の入力などは、そのほとんどをキーボードで行なう。当然、キーボードの使い勝手が悪ければ、いくらノートPCの性能や機能が優れていても、使いづらいものとなってしまう。
キーボードの使いやすさの好みは、人によって大きく変わる。理想は、実際に製品のキーボードに触れて確かめることだが、なかなか難しい場合も多い。そこでチェックしたいのが、キーの配列や形状だ。
一般的に、国内向けのノートPCは、いわゆる「日本語キーボード」を搭載している。この日本語キーボードの配列や形状は規格化されており、基本的にはその規格に合わせて設計されている。しかし細かく見ると、製品ごとにキーボードの仕様は異なっている。
重量1kg前後のノートPCは、一般的に13~14型のディスプレイを搭載し、サイズはA4よりわずかに大きいものが中心。そういったノートPCのキーボードは、アルファベットなど主要キーの間隔(キーピッチ)が規格に沿った19mmを確保していることがほとんどだ。しかしEnterキー付近など、一部キーのピッチが狭められているものの少なくない。これは、ノートPCの横幅にキーボードを収めるためにしかたのない部分だが、場合によってキーボードの使い勝手を大きく左右することがある。
また、英語配列のキーボードをベースとしつつ、一部キーを切り分けて無理やり日本語キーボードとしている例もある。そういったキーボードでは、切り分けたキーの間隔が狭くなっているなどいびつな部分が目立ち、ミスタイプの可能性が高まってしまう。
実際には、使って行くうちに慣れる事も多いが、なるべく一定のキーピッチが確保され、ストロークは1.5mm前後ある、日本語配列のキーボードを搭載する製品を選ぶようにしたい。
大学生に最適なノートPCの選択基準その5: ディスプレイ
ディスプレイもノートPCにとって重要な要素だ。
とはいえ、学生向けノートPCとなると、搭載ディスプレイの仕様はおおむね決まってしまう。ディスプレイの要素としては、サイズ、表示解像度、パネルの種類がある。このうちサイズは、ノートPCのサイズによってほぼ決まる。これまでの条件を満たすノートPCでは、13~14型のディスプレイを搭載する製品がほとんどだ。ただ、13型と14型を見比べてみると、わずか1型大きいだけでも14型のほうがはるかに画面の情報が見やすくなる。そして、プライベートの時間に動画を視聴する場合でも大きい方が見やすく迫力も増すので、なるべく大きいほうがいい。
次に表示解像度だが、これはフルHD(1,920×1,080ドット)が最低基準だ。フルHDならさまざまな作業を行なう上で必要十分な快適さが得られる。現在のノートPCのディスプレイはフルHD表示がほぼ標準となっているが、念のため確認しよう。
そしてパネルの種類。こちらは大きくは液晶または有機ELに分けられる。基本的に発色性能は有機ELの方が上だが、液晶も申し分ない発色性能を備えている。その上で価格やバッテリ駆動時間という点では液晶が有利なので、パネルは液晶で問題ないと考えていい。
大学生に最適なノートPCの選択基準その6: スペック
最後となるが、当然しっかりチェックしたいのがスペックだ。ノートPCを選ぶ際には、搭載CPUの種類や、メモリ、内蔵ストレージの容量などのスペックをまず確認したほうがいいのでは、と思うかもしれない。しかし実際には、大学で使うという主用途を考慮すると、上に挙げた項目に比べるとスペックはそこまで重要ではない。
まずCPU。現在販売されているモバイルノートPCに搭載されるCPUは、その多くが申し分ない処理能力を備えている。そのため、以前に比べるとCPUが何かということを事細かく確認する必要性は薄れている。ざっくり言うと、Intel製CPUであれば「第12世代Core」以降、AMD製CPUであれば「Ryzen 7000」シリーズ以降のものが搭載されていれば、ほぼ問題はない。
CPUより重要なのがメモリだ。CPUが申し分ない性能を備えていても、メモリ搭載量が少ないとその性能を最大限発揮できなくなる。
大学生が利用するアプリとしては、WebブラウザやWord/Excel/PowerPointなどの「Microsoft 365」に含まれるアプリなどが中心。それらアプリは、単体ではそこまで多くのメモリを必要とはしないが、複数同時に起動して利用すると、メモリ容量が少ないと動作が重くなり、快適に利用できなくなってしまう。
しかも、OSやアプリは年々機能が強化され、それに合わせて必要とするメモリ容量も増えていく。そのため、それらを今後4年間快適に利用するためには、16GBは確保したい。ただこちらも、現在では多くのモバイルノートPCが16GB以上のメモリを搭載するようになっている。
内蔵ストレージ容量は、今後4年間に作成するレポートや課題、写真などのデータを余裕で保存できる容量を確保したい。もちろん多いほどいいが、学業なら500GBあれば必要十分だ。
無線LANの仕様もチェックしたい。無線LANにはさまざまな規格があるが、対応する規格によって通信速度が大きく変わる。通信速度が遅いと、インターネットで情報を検索したりデータを転送するのに時間がかかり、快適度が落ちてしまう。
無線LANの最新規格はWi-Fi 7だ。ただWi-Fi 7対応の無線LANを内蔵するノートPCは、まだ高価なハイエンドモデルに集中している。そこで、基準としたいのがWi-Fi 6Eだ。
無線LANは、2.4GHz、5GHz、6GHzと3種類の周波数帯域の電波を利用している。このうち2.4GHz帯は利用する通信機器が非常に多く、帯域が混雑して通信速度が遅くなる場合が多い。それに対し5GHz帯は、以前に比べると混雑しているものの、2.4GHz帯ほどではなく、必要十分な通信速度が得られる。
そして6GHz帯は、Wi-Fi 6EとWi-Fi 7でのみ利用できる新しい周波数帯域で、対応する通信機器が少ないため混雑が少なく、非常に快適な通信速度が得られる。つまり、無線LANについては5GHz帯と6GHz帯への対応が重要となる。ちなみに、5GHz帯については、ノートPCの無線LANではほぼ標準で対応しているのでほぼ気にする必要はない。
ただ、大学で6GHz帯が利用できるWi-Fi 6EやWi-Fi 7に対応する無線LANを整備しているところはまだ少ないが、今後間違いなく増えていくはずだ。現時点では、2.4GHz帯と5GHz帯に対応するWi-Fi 6でも問題はないが、将来を考えるとWi-Fi 6E対応無線LANを搭載するノートPCを選ぶといいいだろう。
iiyama キャンパスPCシリーズは、以上の条件をしっかり満たしている
現在販売されている多岐にわたるノートPCの中から、紹介してきた条件に合致する製品を探し出すのは、初めてノートPCを購入しようとしている人にとって難しい作業だ。そこでここからは、条件に合致するお勧めのノートPCを紹介したい。
その製品は、ユニットコムが発売しているノートPC「iiyama キャンパスPCシリーズ」に属する「iiyama PC STYLE-14FH124-i5-UC1X-CP25」だ。iiyama キャンパスPCシリーズと銘打っていることからも分かるように、このノートPCは主に学生や新社会人をターゲットとした製品だ。新大学生にとって申し分ないスペックを備えるのはもちろん、4年間の長期サポートの標準付帯、コールセンターによる24時間265日のサポートなどが用意され、4年間安心して利用できる点が大きな魅力となっている。
まず、なによりうれしいのが、約920gと1kgを切る軽さだ。本体を手にしてみると、思わず「軽っ!」と声が出てしまうほどで、片手でも楽々持てる印象。これなら、自宅と大学の間で毎日持ち歩くとしても、身体への負担を減らせそうだ。厚みは20.2mmで、カバンに楽々収納できる。
この軽さと薄さは、本体素材に強度と軽さを兼ね備えるマグネシウムアルミニウム合金を採用することで実現。加えて、MIL-STD-810Gに準拠する。実際に本体やディスプレイ部を押したりひねってみても、頑丈さが伝わってくる。満員電車で押されたとしてもビクともせず、安心して持ち出せるだろう。
本体デザインは、背面にはカーブが取り入れられているが、フラットかつ直線的。ボディカラーが漆黒に近いブラックということもあって、重厚な印象だ。安っぽいと感じることもなく好印象だ。
バッテリ駆動時間は、カタログ値では動画連続再生時で約4.7時間だ。しかし、ベンチマークソフト「PCMark 10」に用意されている、WordやExcelなどを利用することを想定したバッテリベンチマーク「PCMark 10 Battery Profile」の「Modern Office」で計測(Windowsの省電力設定「バランス」、ディスプレイ輝度50%、Wi-Fi接続)してみると、6時間11分とカタログ値を超えるバッテリ駆動時間となった。ベンチマークテストで6時間越えの駆動時間なら必要十分だ。
同時に、この製品はわずか30分でバッテリ容量の50%を充電できる急速充電が可能。つまり、ちょっとした空き時間や昼休みを利用して十分な容量を充電できるのだ。その点も合わせて条件を満たすと言える。
また、専用のACアダプタだけでなく、側面のUSB Type-Cに出力65W以上のUSB PD対応ACアダプタを接続しての充電も可能。出力65W以上のUSB PD対応ACアダプタは小型軽量のものが多く存在しているので、そちらを活用すれば荷物の重さを減らせるうえに、スマホも充電できて便利だ。
キーボードは、主要キーのキーピッチが19mm、ストロークが約1.5mmの日本語キーボードを搭載。配列は日本語キーボードとして標準的で扱いやすさは申し分ない。ピッチが狭くなっているキーも存在するが、その数は少ないため、ほぼ気にならずタイピングできる。合わせて、キーボード手前のタッチパッドも十分な面積があり扱いやすい。この部分もしっかり条件を満たすと言っていいだろう。
ディスプレイはフルHD(1,920×1,080ドット)表示対応の14型液晶を搭載。発色性能は申し分なく、表面が非光沢処理となっているため外光の映り込みが少なく、快適に作業が行なえる。サイズも14型と大きいため、表示内容が見やすいのはもちろん、動画の迫力も申し分ない。視野角が広く、視点を大きく移動させても発色や明るさの変化が少ない点もありがたい。
ところで、ノートPCの故障のうち、ディスプレイを無理やり開こうとして破損する事例はかなり多いという。しかし、この製品はディスプレイが180度水平まで開くため、無理やり開こうとして破損する可能性が少ない。これも長期間安心して利用する上で大きなポイントだ。
スペックも、上で挙げた条件をしっかり満たしている。
搭載CPUは、IntelのCore i5-1334Uで、学業用途に対応できる処理能力を備えている。メモリは標準で16GBと、こちらも十分な容量だ。さらに内蔵ストレージは容量1TBのSSDと大容量。これなら動画などの大容量データの保存も安心だ。
性能については、「PCMark 10」や「CINEBENCH R23」、「3DMark」などのベンチマークテストを行なってみたが、いずれも今後4年間問題なく対応できるであろう性能を示すスコアが得られた。
無線LANは、6GHz帯に対応するWi-Fi 6Eを標準搭載と、将来性も含めて安心だ。
また、上では挙げていないが、豊富な拡張ポートを備える点や長期の保証が付帯する点も大きな魅力だ。
左側面にはHDMI、USB 3.2 Gen 1、Thunderbolt 4(USB Type-C)を、右側面にmicroSDカードスロット、3.5mmオーディオジャック、USB 3.2 Gen 2を備えているため、さまざまな周辺機器を変換アダプタを用意することなく接続して利用できる(※USBのどちらかはGen 1なので要確認)。
保証としては、標準で4年間の製品保証が付帯。一般的なPCでは保証期間は1年ということがほとんどだが、4年間の保証が受けられるという点は、大学生活の間安心して利用できるという意味で非常に心強い。24時間365日のコールセンターによるサポートも用意されているので、この点でも安心だ。
そして、iiyama PC STYLE-14FH124-i5-UC1X-CP25では、大学生が利用するPCとしての条件をしっかり満たしつつ、価格が119,799円からと安価な点が、なんと言っても最大の魅力だ。一般的な軽量モバイルノートPCで、しっかりとした仕様の製品だと価格が20万円台になることも少なくないが、12万円を切る価格を実現している点は、学生にとっても非常に心強い。コストパフォーマンスという点では、競合製品を圧倒していると言っていいだろう。
同時に、この仕様と価格なら、学生だけでなく新社会人が新たに購入するPCとしても申し分ない魅力を備えている。この春から、新大学生、新社会人として新たな一歩を踏み出すうえで必要となるノートPCを探している人に、自信を持ってお勧めしたい。
[モデル: 野元 智保子]