これでネコの地縛霊が見える!? デジタル幽霊探査機が開発中

「GhostArk」

　世界をリードするマンガ/アニメ文化を持つ我が国では、トラックに轢かれたネコの地縛霊が主人公のアニメが大流行中。時計型のデバイスを使うと、近くにいる妖怪を見ることができる。他方、かのガリレオ・ガリレイやエンリコ・フェルミ、アレッサンドロ・ボルタといった偉大な科学者を輩出したイタリアでは、なぜか「GhostArk」なるデジタル幽霊探査機が開発されている。

　GhostArkは、FM/AM/短波対応の録音機能、2基の高感度マイクによる電子音声現象の録音や波形表示、電磁場測定計、ホットスポットやコールドスポットを探す温度計、ナイトビジョン機能などを搭載したオールインワン型のデバイスで、周囲の幽霊の存在を検知したり、その声を録音したりするのが目的。これらの機能は同時利用可能で、霊の強さを増長させるため、あえてホワイトノイズを発生させる機能もある。

　どれほどまじめな製品なのかイマイチ判然としない点もあるが、超常現象を30年以上研究しているというMassimo Rossi氏の陣頭指揮の下、開発が進められており、世界一取り憑かれているというポヴェリア島、数々の処刑が行なわれたというサンマルコ広場、ペスト患者が強制送還された監獄があるラザレット・ベッキオなどでフィールドテストが行なわれているという。今夏249ドルで発売予定で、事前メール登録をしておくと199ドルで購入可能。