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米運送大手UPS、Tesla発表の電動トラック125台を予約

 米運送大手UPSは19日(米国時間)、トラックタイプの電気自動車125台の購入予約を締結したことを発表した。トラックはTeslaの発表していた「Tesla Semi」で、完全な電気自動車ゆえの機能性や同社の得意とする自動運転技術などが費用とCO2排出量の削減につながることが期待される。

 Teslaによれば、カーゴなしのSemiは停止状態からわずか5秒で約100km/hに到達するほどのトルクをもち、通常のディーゼルエンジン車の15秒よりもよく加速するほか、トランスミッションを廃したことや回生ブレーキによって減速時に98%のエネルギーを回収することが謳われている。

 また、エンジンやトランスミッションといった従来の駆動系を持たないため、メンテナンス頻度を大幅に下げることが可能になったという。バッテリも160万km分の充放電に耐えられるとのことで、その寿命に達するまでの間にディーゼルトラック比で燃費だけでも20万ドル(約2,262万円)の削減効果があるとされる。Semiの製造は2019年に開始する予定で、予価はベースモデルで1,700万円ほど。