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プレイオフ最後の1枠はCrazy Raccoon!SFL2025 Division S第10節
2025年11月25日 11:00
11月21日、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025(以下、SFL2025)」のDivision S 第10節が行なわれた。いよいよ今回が最終節となるが、この段階でプレイオフに進出する最後の1チームが確定しない状況となっており、最後の試合まで気が抜けないこととなった。
本稿ではSFL2025 Division S第10節の全試合の模様をダイジェストで紹介するとともに、全MATCHのMVP選手へのオンラインでのインタビューにて、MVP獲得の心情などを紹介していきたい。加えて最終節の本日は全試合終了後に、プレイオフ進出を決めた上位3チームのリーダーが集まり、プレイオフに向けてのインタビューが行なわれたのでその模様についても簡単に紹介する。なお、以下の記事内では選手の敬称は略して記載している。
SFL2025全試合はYouTubeにてライブ配信を行なっているほか、アーカイブも公開されているので、試合内容の詳細などについてはこちらも確認してみてほしい。
KEI.Bの強さ健在!名古屋NTPOJAが30-20の逆転勝利でSaishunkan SOL 熊本を撃破!
MATCH1はホームが名古屋NTPOJA、アウェイがSaishunkan SOL 熊本の1戦。アウェイ側、Saishunkan SOL 熊本のオーダーは先鋒がcosaのリュウ、中堅はネモのブランカ、大将はこばやんのザンギエフ、リザーブはまちゃぼーのリュウ。対するホーム側、名古屋NTPOJAは、先鋒が大谷のケン、中堅はもっちーの豪鬼、大将はKEI.Bの舞、リザーブはSeiyaの春麗だ。
先鋒戦、大谷のケンとcosaのリュウの1戦は、cosaのリュウが接戦を制して、2-1で勝利した。続く中堅戦はもっちーの豪鬼とネモのブランカの1戦だが、ここはネモのブランカの攻めが刺さる場面が目立ち、接戦ながらも2-1でネモが勝利。ここまでSaishunkan SOL 熊本が20-0で、名古屋NTPOJAとのリードを広げる展開だ。
大将戦はKEI.Bの舞とこばやんのザンギエフの1戦。ここはKEI.Bの舞が慎重な立ち回りでこばやんのザンギエフを抑え込み、3-0の完封勝利を決め、チームも同点に追いつき、延長戦が発生する運びとなった。
延長戦、Seiyaの春麗とまちゃぼーのリュウの1戦は、Seiyaの動きがよく、Seiyaが2-0で勝利。チームを勝利に導く結果となった。最終節は、30-20で名古屋NTPOJAがSaishunkan SOL 熊本に勝利した。
MATCH1のMVPには名古屋NTPOJAのSeiyaが選出された。初の延長戦出場での勝利について、感想を聞かれると「心境としては最初緊張があったが、チームメンバーが、最後やしリラックスして楽しんで、と声をかけて送り出してくれたのでリラックスして試合に挑めた。1週間、リュウ戦に向けて取り組んできたが、前日のスパーリングでリュウ使いの強豪、YASさん(@YAS_jittyoku)にボコされたので、不安な気持ちで挑んだが、本番では自分の用意した内容で挑んでみたところ、無事に勝利できた」と嬉しそうにコメント。
ぶいすぽっ!の配信では、とにかくリュウの大ゴスにやられて鳩尾に穴が空いたとコメントしており、それが少なかったのも勝因の1つだと語っていた。
チームオーダーについては、今回名古屋NTPOJAはホームだったので、メンバーたちがそれぞれ相手のキャラクターに対して挑むという打ち合わせをしていたという。当日にそれぞれの手応えなどを確認した中で、誰が出るかを勝率などから選出したとした。ここで前述のYASとの勝率が悪かった点などからSeiyaがリザーブという配置になったようだ。
今日は自宅で1人でプレイしているとのことだが、チームメンバーたちの声を聞きながら試合する名古屋NTPOJAのスタイルに慣れたか聞いてみたところ、アドバイスや声掛けなどはラウンドの合間やスーパーアーツ(SA)ヒット時の演出のタイミングなどでコミュニケーションを取っていたという。声を聞きながらのプレイはこれまでもやっていたので、自分にとってはもともとプラスの要素が多かったとしており、Seiyaにとっては最適なプレイスタイルだったようだ。
プレイオフではかずのこやぷげらなどヴァイパーとのバトルが増えると思うが、初対戦の時はヴァイパー戦の対策をバトルハブで見知らぬヴァイパー使いの人とプレイしたおかげで勝てたというエピソードを語っていたので、現在の対策具合について聞いてみたところ、初対戦の時はアウェイだったので、あまりヴァイパーの対策ができていなかったという。Seiyaは兼業プロゲーマーのため、練習時間に限りがあるので、対戦の確率が高いなど優先度の高いキャラクターを中心にピックアップして練習しているので、ヴァイパーに時間が割けなかったが、次は対戦することが明確なので、しっかり対策すると語った。
兼業プロゲーマーのSeiyaのスケジュールを聞いてみたところ、仕事がある日は7時前後に起きて8時頃から出勤し、17時前後に仕事を終えて帰社。その後は2時間前後、確実に練習時間を取るそうだ。その後、夕食を取った後に1~2時間くらい練習して大体24時頃に就寝するという。逆に仕事がない日は、午前中から起きて昼前まで、午後もやって大体4~5時間は確実に練習しているそうだ。一方で春麗というキャラクターは画面上でのヒット確認が必要なアクションが多く、集中力が必要になるので、疲れて来た時は早めに引き上げるようにしていると教えてくれた。
チームメンバーが4人集まって練習すること自体はあまり多くないようで、練習の仕方について伺うと、リーグの試合終了後、4人で通話してその日の振り返りを行なって、そこでそれぞれの行動などについての課題を上げて、それを個人練習でクリアしていくといった流れで練習していたそうだ。
Seiyaは現在、「CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー 日本大会」でもポイント獲得で上位に位置しているが、そちらの練習との違いについて聞いてみると、SFLの場合、キャラを絞って対策するが、こうした大会は利用者の多いキャラクターの対策を多めに練習しているそうだ。ただ結果としては、SFLのキャラと利用者の多いキャラクターが被ることも多いので、SFLの練習を兼ねることになる場合も多いとした。
率直に兼業しながらのSFL参加について聞かれると、とにかく時間が足りなさすぎたと申し訳なさそうにコメント。もう少し時間があれば、もう少し自信を持って試合に挑めたと感じるシーズンだったとした。
プレイオフに向けてのファンへのコメントを求められると「プレイオフでもカッコいい姿を見せられるように頑張るので応援よろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
惜しくもプレイオフ進出を逃したSaishunkan SOL 熊本も、本節リーグ終了時のコメントとして、メンバーたちがそれぞれリーグ本節の感想を語った。最後にリーダーのネモは「苦しいシーズンになってしまった。うちのチームは大将が勝てなかったのが敗因。その課題を来シーズンに生かしてもっといいチームにしていきたい。この先、Saishunkan SOL 熊本をもっとよいチームにしていきたいと考えており、先ずはこばやんがCAPCOM CUP 12に出場するのが決まっているので、チームメンバー4人で“こばやんをCAPCOM CUPで優勝させよう会”を作って、その中でチームをよくしていき、来シーズンにいきたいと思う」として最後の挨拶を締めくくった。
王者の貫禄!Good 8 SquadがVictrix FAV gaming相手に40-0の完封勝利!
MATCH2はホームがVictrix FAV gaming、アウェイがGood 8 Squadの1戦。アウェイ側、Good 8 Squadのオーダーは、先鋒がカワノの豪鬼、中堅がガチくんのラシード、大将がさはらのエド、リザーブはぷげらのサガット。対するVictrix FAV gamingは先鋒が藤村の舞、中堅がもけの春麗、大将がりゅうきちの舞、リザーブはsakoとなった。
先鋒戦、藤村の舞とカワノの豪鬼の1戦だが、粘りを見せた藤村の舞に対して、カワノの豪鬼の動きがよく、2-1で勝利。この勝利でGood 8 SquadのDivision S首位が確定となった。続く中堅戦、もけの春麗とガチくんのラシードの1戦は、もけが粘りを見せるも、全体的にガチくんの動きが良く、最後は見事なコンボがリーサルとなり、2-1でガチくんが勝利した。
大将戦はりゅうきちの舞とさはらのエドの1戦だが、ここはさはらのエドがりゅうきちの舞をしっかり抑えて、3-1でさはらが大将戦を勝利。チームとしてはGood 8 Squadが40-0でVictrix FAV gamingに勝利する結果となった。
MATCH2のMVPにはGood 8 Squadのさはらが選ばれた。感想を聞かれると「今日の試合はいつもと違って特段緊張せず、楽しく試合できた」とコメント。
本節中盤ではKEI.Bに負けていたさはらだが、プレイオフでもKEI.Bの舞が相手になる可能性もあるため、前回のガチくんの試合なども踏まえて、さはらもKEI.B相手にいけそうかを聞いてみたところ「元々舞戦は得意だったので、前回も自分がいきたかったくらい自信はある」と強気の姿勢を見せた。この辺りはそこで弱気になったら終わるので、気持ちだけは負けないように意識しているという面もあるようだ。
今期好調なさはらの好調な理由を聞くと、そこは間違いなくエドのおかげだとし、キャラクターとの相性のよさについて語る。エドの魅力を聞かれると、攻めも守りも強いのが1番いいという。今期のキャラクターでは舞も評価が高い点について聞くと、舞は強いキャラクターだが、ジャストパリィがうまい相手だと運に左右されやすくなってしまうが、エドは安定して勝てる印象と説明。また、さはら自身の自信については、海外大会の1つ「Ultimate Fighting Arena 2025」で優勝した点を挙げ、「この大会で優勝したことは嬉しいけど、TOP8に入る時のNoahTheProdigyとの試合で殻が破れた感覚があるんですよね」と語った。
現状、エドとの相性が最高と語るさはらに対して、去年は12月に調整が入って苦戦したプレイヤーも多かったことを受けて、今年も同じようにエドに調整が入り、合わなくなった場合にどうするか聞いてみたところ、「余裕で別キャラっすね」と即答。エドとの相性が合っているが、元々はエド嫌いからスタートした経緯があるとし、当時エドを相手に戦っていて「エドがいいんじゃね?」という流れでエドを選んで今に至るため、その段階で相性の合うキャラクターを選択すると語った。
Good 8 Squadというチームの強さの秘訣を聞かれると、とりあえずみんなとことん練習するところだとコメント。加えて、超頼れるリーダーがいると、ガチくんについても強さの秘訣の1つとして語った。詳しく聞くと、「ガチくんが毎日事務所にきて一緒に練習してくれるんですが、ガチくんがこれだけ来なかったら、自分もここまで練習していない。そのように背中で見せてくれるのがデカいです」と語った。
SFLの中で印象に残っている試合を聞かれると、第1節でのShutoとの大将戦が1番印象に残っているという。当時、思いのほかキャラが動かなくて負けたことを挙げ、その後、2節目で勝てたことが今につながっているとしており、1戦目で負けた後でもガンガンと試合に出させたチームの優しさが、その後のさはらの成長につながったようだ。
普段から仲良く一緒に練習をしたり、遊んだりしているりゅうきちについて聞くと、すごくリスペクトしているプレイヤーで、光るところが多いのでマネしている点も多いとりゅうきちに対する思いを語った。ただし、一緒にスパーリングなどの練習をした時の勝率を聞くと「そこは俺の方が結構勝ってます」と負けず嫌いの面を見せた。
プレイオフへの意気込みについて聞かれると、「プレイオフまでの期間、とにかくひたすら練習して挑み、グランドファイナルを目指します」としてインタビューを締めくくった。
惜しくも敗れ、プレイオフ進出を逃したVictrix FAV gamingは、本節リーグ終了時のコメントとして、メンバーたちがリーグ本節の感想を語った。最後にリーダーのsakoが「新メンバーが2人加入して、探り探りの部分もあり、今までとは違う取り組み方でやってきたが、足りておらず、このような結果となった。その中で課題はいろいろと見つけられたし、自分の中での伸びしろなど、まだまだ良くなる要素がたくさんあると感じられたので、今後もどんどん成長していきたい」としてチームのインタビューを締めくくった。
奇跡起こらず!どぐらとえいたの旧知の仲の1戦でどぐらが勝利し、Crazy Raccoonがプレイオフ進出
MATCH3はホームがCAG OSAKA、アウェイがCrazy Raccoonの1戦。Crazy Raccoonは10ポイントでも獲得すればその瞬間にプレイオフ進出が確定となる。逆にCAG OSAKAはこの最終節で40-0を取れば逆転してプレイオフ進出が可能となる。
重要な最終戦のアウェイ側、Crazy Raccoonのオーダーは、先鋒がかずのこのキャミィ、中堅はどぐらのエレナ、大将はボンちゃんのサガット、リザーブはShutoのリュウ。対するCAG OSAKAは先鋒がフェンりっちのブランカ、中堅はえいたの豪鬼、大将はうりょのヴァイパー、リザーブは高木のブランカ。
先鋒戦、フェンりっちのブランカとかずのこのキャミィの1戦は、ギリギリの攻防の中、フェンりっちのブランカがなんとか攻め切って2-1で勝利。続く中堅戦はえいたの豪鬼とどぐらのエレナによる1戦だが、えいたの豪鬼の勢いを抑えて2-0でどぐらが勝利した。このどぐらの勝利により、Crazy Raccoonのプレイオフ進出が無事決定となり、CAG OSAKAのプレイオフの目はここで途絶えることとなった。
大将戦は、うりょのヴァイパーとボンちゃんのサガットの1戦だが、ここは3-1でボンちゃんのサガットが勝利。ボンちゃんが最終節の試合を勝利で締める結果となった。
MATCH3のMVPは、Crazy Raccoonのどぐらが選出された。えいた相手に勝利してプレイオフ進出を決めた点について感想を聞くと「事前に練習してた豪鬼戦が出せてよかったかな。えいたとは付き合いも長かったが、いい試合ができてよかった」とコメント。
えいたの豪鬼戦について聞かれると、どぐらは「えいたはイメージとは異なり、実は待ちがうまいスタイルのプレイヤー。今回は強波動が多いというクセがリプレイで事前にチェックできていたので、強波動ならジャスパから反撃できるので助かった。あれが弱波動だったら危なかった」と語った。
ぶいすぽのインタビューでSFL1年の感想を聞かれたどぐらは「1年通してしんどかった。頭からしっぽまでしんどかった。今年の感じには疲労の「疲」をあげたい」とコメント。また「前半は調子が上がらず、中盤はよかったが、終盤はもつれてしんどい内容だった」としており、苦労の1年を語っていた。プレイオフまでの時間は息抜きしたいか聞かれると、「息抜きさせてくれぇ」とコメント。「8月末からずっとやっていたので少しだけ息抜きします」と苦笑いを見せていた。
SFLの魅力について聞かれたどぐらは、SFLという大会はプレイヤーに注目してくれる大会なので、参加する意義が非常に大きいとしており、SFLの魅力について言及。視聴してくれるファンの人たちも多く、プロにとって大事な大会の1つとなっているとした。
試合中のチームメイトのアドバイスに助けられたというコメントが見られたので、試合中の声について聞いてみると、どぐら自身はボイスチャットでメンバーの声を聞きながらプレイするスタイルだが、そこはメンバーごとにスタイルが異なり、Shutoはその日の気分や状況などでチャットを聞きながらプレイする時もあれば、ボイスチャットをオフにしてやる場合などまちまちだという。また、かずのことボンちゃんの2人はどちらもボイスチャットをオフにして声を聞かずにプレイしているようだ。
なかなかプレイオフが確定できず、ポイントが取れなかった終盤での心境について聞くと「あと10点、20点という心持ちだから勝てていないと考えたので、今回は30ポイント取って勝とうという意識で挑もうとしたら、Good 8 Squadが40-0で勝利してくれたので、10ポイント取れば済む状況になってくれたので気が楽になった」とし、終盤戦での意識の持ち方の難しさを語った。
今回のように緊張する場面での対策を聞かれると、緊張しないというのは不可能なので、悪い緊張をしそうだと思った時は、負けたくない、という気持ちが悪い緊張に繋がるので、できるだけ練習内容を出そうという心持ちで挑むようにしているという。また、試合で負けてもやることをやってきたから俺のせいじゃないぞという「いい意味での無責任」で挑むようにするとした。
若い選手が増えているが、意識していることを聞かれると、「おっさんの役目は若いプレイヤー相手に勝ってまだまだやで!ということだと思っている。あのおっさんつぇぇ!と思われるようないい意味で目の上のたんこぶになりたい」とした。
最後にプレイオフに向けてのファンへの一言を聞かれると「今年はファンのみなさんをハラハラさせて申し訳ない気持ちとともに、プレイオフのその先、グランドファイナルだけでなく、ワールドシリーズ優勝まで突き進むところを見据えているので、引き続き応援よろしくお願いします」としてインタビューを締めくくった。
惜しくも敗れ、プレイオフ進出を逃したCAG OSAKAも、チームメンバーたちが本節リーグ終了の感想を語った。うりょが思わず涙を見せた場面とほかの選手たちとのやり取りはぜひアーカイブでチェックしてみてほしい。最後にリーダーのフェンりっちは「チームのみなさんが頑張ってくれたので、自分がもう少し前半戦えたらなぁ、腕前があったらなぁと思う。CAGが好きでこのチームでプレイオフにいきたかったので、もし次回があったらもっと勝てるように頑張りたい」としてチームのインタビューを締めくくった。
Good 8 Squadが順当に勝利するか、初出場の名古屋NTPOJAか、Crazy Raccoonが去年の雪辱を果たすか?
試合終了後は、プレイオフ進出を決めたチームのリーダーとして、Good 8 Squadのガチくん、名古屋NTPOJAのKEI.B、Crazy Raccoonのどぐらの3人が集合し、プレイオフに向けてのインタビューが行なわれた。
プレイオフ進出と順位が決定した感想について聞かれると、どぐらは、3位通過でアウェイでのスタートになったが、リーグ本節ではアウェイでの勝率が高めだったことから、むしろアドと強気の姿勢を見せ、初戦で対戦する名古屋NTPOJAについては、まずはKEI.Bの好きな食べ物から調べたいと冗談を飛ばす。
KEI.Bは、優勝を目指しているCrazy RaccoonやGood 8 Squadと異なり、名古屋NTPOJAとしては先ずはプレイオフ進出を目指していたので、そのために必要なことを分析してチームメンバーで共有するなどで、プレイオフ進出を実現できたとしており、プレイオフで当たるCrazy Raccoonに対しても、プレイオフまでの間にキャラクターの対策などをしっかりやって挑みたいと謙虚ながらも勝ちを狙う姿勢を見せた。今回が初のプレイオフ進出ということもあり、心構えを両チームから教えてほしいくらい、どうせ教えてくれないけどと笑いを見せた。
ガチくんは、名古屋NTPOJA、Crazy Raccoonと2チーム合わせると非常に多くのキャラクターとのマッチングが想定されるので、各キャラクターの対策を怠らないように警戒して挑みたいとし、一方でGood 8 Squadもキャラクターは多いとし、ぷげらが過去に使ったことのあるリリーや、ガチくん自身が使ったことのあるマノンなど普段あまり出さないキャラクターの名前を出して笑いを取りにいく。
1位通過の優位性について聞かれたガチくんは「2位と3位はこの激しいリーグの試合を1日で2試合しないといけないので体力的にもしんどいし、お互い2位と3位の試合の対策が先になるので、1位対策がやりづらいと思うので、ホームスタートである点も含めて優位性はかなりある」とした。
プレイオフ進出のほかのチームの注目選手について聞かれると、どぐらは名古屋NTPOJAからKEI.B、Good 8 Squadからはさはらとリーグ本節で活躍した2名をピック。KEI.BはCrazy Raccoonがどぐら、Good 8 Squadはガチくんの名前を挙げた。ガチくんはCrazy RaccoonからShuto、名古屋NTPOJAからもっちーの名前を挙げた。
最後にプレイオフに向けての意気込みを求められると、どぐらはファンに向けて「最後までハラハラさせる展開にお付き合い頂き、ありがとうございました。プレイオフのその先も見据えているのでもう少しおつきあいください。戦いはまだまだ続きます!」と語った。
KEI.Bは「スト6で初めてのプレイオフ進出でうれしいです。プレイオフに向けてしっかり準備していきます」とシンプルにコメント。
ガチくんは「今年はさはらが新人で入ってきて、彼も不安な中でめちゃくちゃ仕事してくれた。我々も新人に任せてしまうことが多かったので、プレイオフはさはらだけでなく先輩が引っ張っていけるように頑張っていきたい。また、さはらにもグランドファイナルの景色を壇上から見せてあげたいので、チームとして連れていけるように頑張りたい」としてインタビューを締めくくった。
最後まで盛り上がりを見せたDivision S!上位3チームがそのままプレイオフ進出
以上、SFL2025、Division Sの最終第10節の試合の模様を紹介するとともに、MVPインタビューやプレイオフ進出チームのインタビューの様子を紹介した。なお、試合内容の詳細や配信でのインタビュー内容については、YouTubeのアーカイブを是非チェックしてみてほしい。
Good 8 Squadがトップを維持する形で締めくくられたDivision S。CAG OSAKAが奇跡の大逆転を起こすかがかなり注目ポイントだったが、中堅戦で見事その希望の灯を消して見せたCrazy Raccoonの底力はやはり侮れないと感じられた。Victrix FAV gamingは組み合わせの妙もあった印象だが、爆発力を秘めたチームなのは間違いなく、来年の飛躍に期待したい。Saishunkan SOL 熊本も同様で、集まったメンバーの底力が発揮されるのは来年になりそうだ。
プレイオフについては、今の段階ではチーム内で最もポイントを稼いだ驚異の新人さはらを擁したGood 8 Squadが圧倒的に有利に見えるが、名古屋NTPOJAはKEI.B包囲網がガッツリ敷かれるのは明白なので、KEI.B以外のプレイヤーの踏ん張りが流れを変える可能性はありそうだ。Crazy Raccoonについては、メンバー全員が強豪プレイヤーというテクニカルな強みと、コーチ立川という影で支える作戦参謀が繰り出す戦略がうまく噛み合えば死中に活があるかもしれない。
見どころ盛りだくさんのプレイオフは来月、12月13日と14日に有料のライブ配信にて行なわれるので、こちらも最後まで目が離せない。
©CAPCOM











































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