イベントレポート

GeForce RTX 4090搭載のゲーミングノートがLenovoから

Legion Pro 7(16",8)

 Lenovoは5日(米国時間)、CPUに第13世代CoreまたはRyzen 7000シリーズを搭載し、GPUにGeForce RTX 4090を搭載可能な16型ゲーミングノート「Legion Pro 7i(16",8)」(Intel)、「Legion Pro 7(16",8)」(AMD)を発表した。前者は3月、後者は4月より発売開始となる見込みで、価格は1,999.99ドルより。

 最新世代のCPUとGPUを搭載したモデル。超大型ベイパーチャンバーを採用した冷却機構「ColdFront 5.0 with Hybrid Thermals」を採用するほか、液体金属を採用することで熱伝導性を高め、サーマルスロットリングを回避。合計で235WのTDPに対応できるとしている。さらに、「Lenovo LA AI」チップによる「Lenovo AI Engine+」でさらに性能を高めている。

 ディスプレイは2,560×1,600ドット表示対応で240Hzのリフレッシュレートを実現。「TrueStrike」と呼ばれる独自のキーボードを採用し、「Legion Spectrum per-key RGB」によりライティングをカスタマイズできる。バッテリは容量99.99Whで急速充電に対応する。

 Legion Pro 7i(16",8)はCPUにCore i9-13900HXまたはCore i7-13700HXを搭載。GPUはGeForce RTX 4090 Laptop(16GB/175W)、同4080 Laptop(12GB/175W)、同4070 Laptop(8GB/140W)を採用。MUXによりGPUから直接出力できる。メモリは最大32GB、SSDは最大2TB、OSはWindows 11 Home/Pro。

 Legion Pro 7(16",8)はCPUにRyzen 9 7945HXを搭載し、GPUはGeForce RTX 4090 Laptop(16GB/175W)、同4080 Laptop(12GB/175W)を採用。メモリは最大32GB、SSDは最大2TB、OSはWindows 11 Home/Pro。

 インターフェイスはUSB 3.1 Type-C×2(うち1基は140W USB PD対応、Intelの4090/4080構成はThunderbolt 4対応)、USB 3.0×4、HDMI 2.1出力、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、有線LANポート、1080p対応Webカメラ、音声入出力などを備える。

 本体サイズは363.4×262.15×21.95~25.9mm、重量は2.8kgより。

Legion Pro 5i(16",8)

 このほか、選択できるGPUの上限がGeForce RTX 4070 Laptopとなるが、2.5kgとより軽量な「Legion Pro 5i(16",8)」および「Legion Pro 5(16",8)」、第13世代Core/GeForce RTX 4090を選択できるタワー型ゲーミングPC「Legion Tower 7i(34L,8)」、ミドルレンジのゲーミングPC「Legion Tower 5i(26L,8)、「Legion Tower 5(26L,8)」といったゲーミングPCも発表した。

Legion Tower 5(26L,8)

ゲーミングモニターも

Y27qf-30

 ゲーミングモニターの新製品として「Y27qf-30」と「Y27f-30」の2製品も投入。いずれもEyesafe Certified 2.0に対応したブルーライト低減技術を搭載する。

 Y27qf-30の主な仕様は、解像度が2,560×1,440ドット、表示色数が10億7,000万色、色精度がΔE<2、色域がsRGB 125%、DCI-P3が95%、中間色応答速度が0.5ms、DisplayHDR 400対応、リフレッシュレートが240Hz(オーバークロックにより250Hz)などとなっている。3W×2のステレオスピーカーを内蔵する。

 Y27f-30の主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット、色精度がΔE<2、色域がsRGB 133%、DCI-P3が90.7%、DisplayHDR 400対応、リフレッシュレートが240Hz(オーバークロックにより280Hz)などとなっている。

 いずれの製品もAMD FreeSyncおよびAdaptive Syncに対応する。

Y27f-30