イベントレポート

Dell、第12世代Core H搭載しAlienware史上最も薄いゲーミングノート「Alienware x14」

Alienware x14

 米Dellは1月3日(現地時間、日本時間1月4日)よりラスベガスで開催されているCESに併せて1月4日(現地時間、日本時間1月5日)に報道発表を行ない、「Alienware」史上最も薄いゲーミングノートPCと謳うゲーミングノートPC「Alienware x14」を発表した。Alienware x14はIntelの第12世代Core HシリーズとGeForce RTX 3060を搭載し、NVIDIAのAdvanced Optimus、G-SYNCの両方に対応した最初のノートPCだという。

 また、従来から提供してきたAlienware x15/x17の内部コンポーネントをグレードアップし、第12世代Core Hシリーズを搭載したAlienware x15 R2/Alienware x17 R2も同時に発表された。

Alienware史上最も薄いゲーミングノート

Alienware x14

 Alienware x14は14型フルHD(1,920×1,080ドット/144Hz)のパネルを採用したノートPCで、CPUに第12世代Core Hシリーズ、GPUにGeForce RTX 30シリーズを採用していながら、dGPUなしのノートPC並の薄さとなる14.55mmを実現している。

 ベースTDPが45Wになる第12世代Core Hシリーズ(Core i9-12900H/Core i7-12700H)をCPUとして採用しており、dGPUはNVIDIAのGeForce RTX 3060(6GB、GDDR6)、GeForce RTX 3050 Ti(4GB、GDDR6)、GeForce RTX 3050(4GB、GDDR6)の3つから選択できる。

正面
背面
Legend 2.0のデザイン意匠を採用

 こうした薄型化を実現できたのはAlienware Cryo-Tech Cooling technologyと呼ばれるAlienware独自のサーマルソリューションを採用しているからだ。特に最上位のGeForce RTX 3060を選択した場合は、ベイパーチャンバーとElement 31と呼ばれるサーマル素材がサーマルソリューションに採用され、より効率よく冷却することが可能になる。

 メモリは16GB(LPDDR5-4800)~32GB(LPDDR5-5200)になっており、オンボード実装のみとなっている。ストレージはシングルSSD構成で、256GB~2TBから選択できる。

右側面
左側面
キーボード、タッチパッド

 本体のサイズは321.5×262.7×14.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.841kgから。バッテリ容量は80Whで、HD解像度のWebカメラはWindows Helloの顔認証も利用できる。デザイン意匠はLegend 2.0で、カラーはLunar LightというAlienwareのXシリーズでこれまで採用されてきたグレー系の色が採用されている。

 DellによればAlienware x14は今冬中のリリースと明らかにされており、北米での想定価格は1,799ドルからとなっている。

CPUを第12世代に強化したAlienware x15 R2、x17 R2、m15 R7(Intel)も発売

Alienware x15

 既に発売されてきたAlienwareの薄型15型モデルAlienware x15、薄型17型モデルAlienware x17もCPUやGPUなどが更新され、それぞれAlienware x15 R2、Alienware x17 R2へと進化した。

Alienware x15のサーマルソリューション

 Alienware x15 R2は15.6型のフルHD(1,920×1,080ドット/165Hz)、フルHD(1,920×1,080ドット/350Hz)、QHD(2,560×1,440ドット/240Hz)の3種類のパネルから選択可能で、CPUは第12世代Core Hシリーズ(Core i9-12900H/Core i7-12700H)、dGPUはGeForce RTX 3060(6GB GDDR)などGeForce RTX 30シリーズから選択すできる。

 メモリは最大で32GB(LPDDR5-5200)、ストレージはシングルなら256GB~最大2TB、デュアル構成なら最大4TBまで選択できる。サイズは359.1×277.33×15.9~16.3mm(同)、重量は2.34kg~2.36kg。

Alienware x17 R2

 Alienware x17 R2も、CPU/GPU、メモリ、ストレージなどはほぼ同じ仕様で、最大の違いはディスプレイと本体サイズ。ディスプレイは17.3型フルHD(1,920×1,080ドット/165Hz)、フルHD(1,920×1,080ドット/360Hz)、UHD(3,840×2,160/120Hz)から選択できる。サイズは399.23×299.57×20.9~21.4mm(同)で、重量は2.96kg~3.09kgとなっている。

Alienware m15 R7(Intel)

 また、AMD搭載版が発表されていた15型ディスプレイを採用したAlienware m15 R7にもIntel CPUモデルがあることも発表された。ただし、記事執筆時点では詳細なスペックなどは明らかにされていない。

 DellによればAlienware x15 R2は今冬に販売開始予定で北米での想定価格は2,199ドルから、Alienware x17 R2は今冬に販売開始予定で北米での想定価格は2,299ドルから、Alienware m15 R7(Intel)も今冬に販売開始予定で北米での想定価格は2,099ドルからとなっている。