イベントレポート
ASRock、AMD次期の「Navi」GPUに合わせてビデオカードのデザインを一新
2019年5月29日 13:58
ASRockは、28日より開催されているCOMPUTEX TAIPEI 2019に出展。あわせて記者説明会を開催し、ビジュアルコンピューティングビジネス部門のAlex Loジェネラルマネージャーが、同社のビデオカード製品についてのアップデートを行なった。
ASRockは2018年に初のビデオカード「Phantom Gaming」シリーズをリリースしたが、Lo氏によれば、AMDの次期GPU「Navi」についても「もちろん用意がある」という。Naviに採用されているRDNAアーキテクチャは、25%のIPC向上と50%の電力性能比の改善が明らかとなっているため、期待が大きい。
このNaviの投入にあわせて、ビデオカードラインナップを現在の1種類から2種類に増やし、製品デザインの刷新を図る。
既存のPhantom Gamingシリーズはこれまでどおりハードコアゲーマー向けの製品であるとし、「高速」、「ミステリアス」、「負けない」をコンセプトとしている。そして新たに加わるTaichiシリーズは、「エレガント」「信頼性」をコンセプトに製品展開を行なう。
発表会ではNavi搭載製品について、あくまでも参考としながら、デザインを完全に刷新したものを公開した。従来のビデオカードはシンプルなデザインであったのに対し、新Phantom Gamingのコンセプトモデルは多面体を取り入れ、見た目的にも高級感が増しているのがわかる。
一方でTaichiシリーズも、中央のファンにRGB LEDリングを配置するなど、これまでのデザインとはかなり異なったコンセプトとなっている。
なお、Naviが登場する前段階として、新たに「Phantom Gaming U Radeon RX 590 8G OC」を投入する。こちらは側面のロゴにRGB LEDが取り入れられ、カスタマイズできるようになっているほか、マザーボードや拡張カードでThunderbolt 3を介して出力するさいは、従来の外部のDisplayPortを使うことなく、内部でケーブルの取り回しができるよう、ポートを新たに設けたのが特徴となっている。これに対応したThunderbolt 3拡張カードもほぼ同時期に投入するとした。