イベントレポート

ZOTAC、ミニタワー型ゲーミングPC「MEK MINI」を発表

ZOTACのミニタワー型ゲーミングPC「MEK MINI」

 ZOTACは、CES 2019開催に合わせ、「ZOTAC GAMING」ブランドのデスクトップ型ゲーミングPC「MEK」シリーズの新モデル「MEK MINI」を発表し、会場近くのホテルで展示した。

 MEKシリーズとしては、スリムタワー型の「MEK 1」や、ミドルタワー型の「MEK ULTRA」が登場済みだが、今回発表されたMEK MINIは、その名のとおりミニタワー型デスクトップとなっている。ZOTACは、本格的ゲーミングデスクトップPCの性能を、世界最小クラスの筐体で実現することに挑戦した、としている。

 サイズが135.9×260.9×258.8mm(幅×奥行き×高さ)、約9.18Lの小型筐体に、Core i7-8700、GeForce RTX 2070搭載小型ビデオカード「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 8GB GDDR6」を凝縮。メモリはDDR4-2666を16GB、内蔵ストレージは240GBのPCIe/NVMe SSDと2TBのHDDを同時搭載する。

 ネットワーク機能は、Killer Wireless AC-1550と、Killer Ethernet E2550×1を加えたデュアルGigabit Ethernetを用意する。映像出力ポートは、HDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×2、DVI×1、USB Type-Cを用意し、最大4ディスプレイ出力に対応する。

 筐体デザインは、ロボットをモチーフとした既存MEKシリーズのデザインを踏襲。前面のZOTAC GAMINGのロゴやラインには、ZOTACのオリジナルユーティリティ「SPECTRA 2.0」で制御できるLEDライティング機能も備える。

 本格的なゲーミングデスクトップながら、非常に小型の筐体となっているため、LANパーティなどへも簡単に持ち運べるとしている。なお、今回はプロトタイプとして、ホワイト、メタリックシルバー、レッド、グリーンの4色の筐体を展示した。今回の展示を含めて意見を集め、発売までにどの色にするか検討したいとのことだった。

本体正面。既存MEKシリーズ同様の、ロボットをモチーフとしたデザインを採用
側面
背面
トップ
前方I/O
正面のZOTACロゴやラインにはRGB LEDを内蔵し、SPECTRA 2.0でライティング制御が可能
4種類のカラーを展示していたが、発売までにどのカラーを採用するか決めたいとのことだ

 このほか、水冷クーラーを採用するGeForce RTX 2080 Ti搭載ビデオカード「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti ARCTICSTORM」も展示した。大型水冷クーラーによってGPUを強力に冷却するとともに、16+4フェーズの電源回路を搭載することで、非常に高い描画性能を発揮できるという。また、水冷クーラー部にはSPECTRA 2.0で制御できるLEDイルミネーション機能も内蔵している。

 搭載メモリはGDDR6を11GB。映像出力はDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、USB Type-C×1で、最大4ディスプレイ出力に対応する。

水冷クーラー搭載のGeForce RTX 2080 Ti搭載ビデオカード「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Ti ARCTICSTORM」
カード上部
カード背面
カードI/Oコネクタ部。DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、USB Type-C×1を用意し、最大4ディスプレイ出力に対応
水冷クーラーにはRGB LEDイルミネーション機能を搭載